「ショップサーブで作られたネットショップで買い物をしたことがあるけれど、自分も対象?」「どの店が対象なのか一覧はある?」「クレジットカードの番号は大丈夫?」と気になっている方に向けて、株式会社Eストアーの公式発表に書かれていることだけを整理しました。内容は、同社が2026年10月16日に公表した「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお知らせ(最終報)」と、8月1日の第1報・8月2日の第2報の原文を、2026年10月17日に確認したものです。公式発表に書かれていないことは「公式発表に記載なし」と明記しています。
【結論】Eストアーは2026年10月16日の最終報で、ECサイト構築・運営支援サービス「ショップサーブ」への不正アクセスにより、データベースに格納された情報が外部へ送信されていたことを確認し、調査が完了したと公表しました。
- 漏えい対象者数は約23,356,000人(名寄せ後の概数。購入者・会員のほか店舗運営者・アフィリエイターを含む)。対象店舗は7,858店で、過去にショップサーブを使っていた店舗も含む
- 購入者の氏名・住所・電話番号・メールアドレス等のほか、約2,096,900人はカード名義・カード番号の一部(先頭6桁と下4桁)・有効期限が対象。完全なカード番号とセキュリティコードは対象外
- 対象者への個別の連絡は完了。店舗一覧の掲載はなく、利用店舗名の確認などは「個人情報に関するお客様ご相談窓口」(フォーム・support@estore.co.jp)へ
ほかの企業の公表も含めた全体像は、2026年 国内の情報漏えい・サイバー攻撃 一覧(毎日更新)にまとめています。
自分は対象?公式発表でわかること早見表
ショップサーブは、Eストアーが運営するネットショップの仕組み(ECサイト構築・運営支援サービス)です。買い物をした相手は各ショップですが、そのショップのシステムがショップサーブだった場合に、今回の対象になり得ます。最終報が対象者について書いているのは、次の範囲です。
| 知りたいこと | 公式発表(最終報)に書かれていること |
|---|---|
| 対象になり得る人 | ショップサーブで作られた店舗の購入者・会員(メールマガジン会員を含む)、ショップサーブを使う店舗の運営者、アフィリエイトプログラムの登録者 |
| 人数 | 漏えい対象者数は約23,356,000人(お客様・店舗運営者様・アフィリエイター様を名寄せして集計した概数)。このうちクレジットカード情報の一部を含む方は約2,096,900人 |
| 対象店舗 | 7,858店。「現在ショップサーブをご利用中の店舗および過去にご利用いただいていた店舗」を含む |
| 対象店舗の一覧 | 最終報に一覧の掲載はなし。「ご利用店舗名の確認等をご希望されるお客様」も問い合わせ窓口へ連絡するよう案内 |
| 対象者への知らせ方 | 「漏えいの対象となったお客様、店舗様およびアフィリエイター様に対する個別のご連絡は完了」 |
| 連絡が届いていない場合 | 「ご連絡先が確認できず、個別にご案内することが難しいお客様」は、最終報の公表と問い合わせ窓口の設置で代えるとしている。連絡が届いていない人が対象外かどうかは公式発表に記載なし |
| 退会済み・昔に一度だけ買った人 | 公式発表に記載なし(対象店舗に過去の利用店舗が含まれることのみ記載) |
| 自分が対象かを調べるページ | 公式発表に記載なし(照会ページの案内はない) |
| 問い合わせ先(購入者・会員) | 株式会社Eストアー 個人情報に関するお客様ご相談窓口(お問い合わせフォーム、またはメール support@estore.co.jp)。電話窓口の案内はなし |
最終報は、Eストアー「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお知らせ(最終報)」として、同社サイトのプレスルームに第1報・第2報と並んで掲載されています。
対象店舗の一覧は公表されている?
Eストアーの最終報には、対象店舗の数(7,858店)は書かれていますが、店舗名の一覧は載っていません。最終報は「ご利用店舗名の確認等をご希望されるお客様につきましても、お手数をおかけいたしますが、下記お問い合わせ窓口までご連絡くださいますようお願いいたします」としています。
一方で、ショップサーブを使っていた企業のなかには、自社の通販サイトの利用者が対象になったことを自社サイトで公表しているところがあります。公式ページを確認できたものは次のとおりです(すべての対象店舗を示すものではありません)。
| 企業(公表日) | 対象の通販サイト・期間 | その企業の公表に書かれていること |
|---|---|---|
| 株式会社キングジム(2026年9月4日) | 「キングジムストア」「オフィスオンライン」を2022年8月以前に利用した方 | 氏名・住所・電話番号・FAX番号・メールアドレス・勤務先・任意入力の情報。Eストアーからの報告では、クレジットカード情報・ログインパスワードの漏えいは確認されていない |
| 株式会社PFU(2026年9月18日) | 「PFUダイレクト本店」を2008年12月5日〜2025年10月31日に利用した方(アフィリエイトプログラムによる優待販売等は2026年9月15日まで) | 対象となる可能性がある注文データは最大169,355件(人数ではない)。クレジットカード情報・会員情報(会員ID、パスワード)は、Eストアーの調査で漏えいしていないことが確認されている |
| 日本製紙クレシア株式会社(2026年8月19日) | 「クレシア オンラインショップ」の利用者 | 漏えい対象に含まれる可能性があり、8月7日から順次、可能性のある方へ案内メールを送付。オンラインショップは休止 |
出典はキングジム「Eストアー「ショップサーブ」への不正アクセスによる個人情報漏洩に関するお詫びとお知らせ」、PFU「外部サービスEストアー「ショップサーブ」への不正アクセスに伴う「PFUダイレクト本店」の個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ」、日本製紙クレシア「システム提供元(株式会社Eストアー)への不正アクセスに伴う個人情報漏えいの可能性に関するクレシア オンラインショップ休止のお知らせ」(PDF)です。いずれも最終報(10月16日)より前の公表で、内容はその時点のものです。3社とも、自分が対象かどうかの問い合わせはEストアーの窓口(support@estore.co.jp)へ、と案内しています(キングジムは「弊社では今回の対象となるお客様に該当するか確認できる情報を有していないため、弊社からお答えすることができません」としています)。
なお、キングジムは現在の「キングジムストア」は2022年8月から、PFUは現在の「PFUダイレクト本店」は2025年10月から、ショップサーブとは異なるシステムを使っていると説明しています。ある企業の通販サイトを使ったことがあっても、利用した時期によって対象かどうかが変わる点に注意してください。
問い合わせは「個人情報に関するお客様ご相談窓口」へ
最終報の問い合わせ先は、利用者の立場で分かれています。
| 立場 | 窓口(最終報の記載どおり) |
|---|---|
| お客様(購入者・会員)、アフィリエイター | 株式会社Eストアー 個人情報に関するお客様ご相談窓口。お問い合わせフォーム、またはメール support@estore.co.jp |
| ショップサーブを利用する店舗 | 株式会社Eストアー Eストアーデスク。TEL 03-6434-0946(受付時間:平日 10:00〜18:00)、メール sp@estore.co.jp |
最終報によると、「多くお寄せいただいているご質問と回答」はお問い合わせフォームの冒頭に掲載されています。また、「お客様からのお問い合わせにつきましては、回答までにお時間を頂戴しており」「順次回答してまいります」としています。電話番号 03-6434-0946 は店舗向けの窓口で、購入者・会員向けの窓口はフォームとメールです。フォームやメールアドレスは、届いたメールやSMSのリンクからではなく、Eストアーの公式サイト(https://estore.jp/)の最終報から開くのが確実です。
何が漏れた?公表された項目と件数
最終報は「漏えい対象情報」を、お客様(購入者・会員)関連と、店舗・アフィリエイター関連に分けて書いています。購入者・会員に関係するのは次の3つです。
| 区分 | 内訳(最終報の記載どおり) |
|---|---|
| 購入者情報(配送先情報を含む) | 氏名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス、勤務先、その他お客様が任意に入力した情報 |
| 会員情報(メールマガジン会員を含む) | 会員ID、暗号化されたパスワード |
| クレジットカード情報の一部 | カード名義、カード番号の一部(先頭6桁および下4桁)、有効期限 |
店舗・アフィリエイター関連では、「ショップサーブの管理画面に関するログイン情報(ログインID・パスワード)」「コンビニ払込票に記載された店舗情報(販売責任者の氏名、店舗名、郵便番号、住所、電話番号、FAX番号)」「アフィリエイトプログラムにご登録の方の登録情報(メールアドレス、パスワード)」が挙げられています。
また、第2報で漏えい対象情報として公表した「店舗メールシステムのログインID・パスワード、FTPのID・パスワード、当社からのお振込先口座情報」は、調査の結果、漏えい対象に含まれていないことを確認したため、対象から除外したとしています。
クレジットカード:番号は「先頭6桁と下4桁」・約2,096,900人
クレジットカードに関する項目は、カード名義、カード番号の一部(先頭6桁および下4桁)、有効期限です。対象は約2,096,900人で、漏えい対象者全体(約23,356,000人)のうちの一部です。最終報は「完全なカード番号およびセキュリティコード(CVV/CVC)は、当社では保持しておらず、漏えい対象には含まれておりません。今回漏えいした情報のみでは、クレジットカード決済を行うことはできません」と説明しています。
自分のカード情報が対象に含まれるかどうかを個別に調べるページの案内はありません。気になる場合は、個人情報に関するお客様ご相談窓口へ問い合わせてください。
会員のパスワード:暗号化されていて「特定される可能性は低い」
ショップの会員情報として、会員IDと「暗号化されたパスワード」が対象になっています。最終報は「パスワードは暗号化された状態で管理しており、調査の結果、パスワードが特定される可能性は低いと判断しております」としたうえで、「漏えいした情報にはログイン先となる店舗を紐付ける情報も含まれておりません」と書いています。そのため「現時点でパスワードの悪用や会員マイページへの不正アクセスの可能性は低いと判断しております」としています。
なお、8月2日の第2報では、「第三者による不正ログインのおそれはあるため」として、会員パスワードを速やかに変更するよう依頼し、同じか似たパスワードを使っているほかのサービスについても変更を求めていました。最終報の「お客様へのお願い」にはパスワード変更の依頼は改めて書かれていませんが、第2報の依頼を取り消すという記載もありません。
「延べ8,853,839件」と「約23,356,000人」は数え方が違う
8月1日の第1報は「最大で延べ8,853,839件の個人情報の漏えい」とし、「この件数は同一のお客様に関する複数の登録データを含む可能性があるため、対象となるお客様の人数を示すものではありません」と説明していました。8月2日の第2報も「現時点での公表件数は8,853,839件」としていました。
10月16日の最終報は、件数ではなく人数で「漏えい対象者数は、約23,356,000人です」としています。これは「お客様、店舗運営者様およびアフィリエイター様を集計した数」で、「複数項目の一致を基準に名寄せを行い、可能な限り重複を除いて集計しておりますが、一致の基準に満たない重複については除くことができかねるため、概数としております」と説明しています。延べ件数と名寄せ後の人数は数え方が違うため、単純に比べることはできません。
漏れた項目ごとに気をつけたい連絡
最終報は「本件に関連して、当社や金融機関を装った不審なメール、SMS、電話等にご注意ください」と案内しています。第1報でも「当社またはご利用のショップを装ったメール、SMS、電話、郵便物等が送られる可能性があります」と書いていました。項目ごとに整理すると次のとおりです(「公式」と書いたもの以外は一般的な注意点です)。
| 漏えいした項目 | 考えられる連絡 | 注意すること |
|---|---|---|
| メールアドレス | Eストアーや金融機関、買い物をしたショップを装ったメール(公式) | 本文のリンクや添付ファイルを開かない。公式サイトや正規の連絡先から確かめる(第1報の案内) |
| 電話番号 | 不審なSMS・電話(公式) | 心当たりのない番号には出ない・折り返さない。SMSのリンクは開かない |
| 氏名・住所・勤務先 | 名前や住所、勤務先を書いて本物らしく見せる連絡・郵便物(郵便物は第1報で言及) | 名前や住所が合っていても、本物とは限らないと考える |
| カード名義・番号の一部・有効期限(約2,096,900人) | カード番号の一部や有効期限を示して信用させ、残りの番号を聞き出そうとする連絡 | Eストアーは「クレジットカード情報の再入力や再決済をお願いすることはございません」(公式)。カード番号の残りやセキュリティコードを聞かれても答えない |
| 会員ID・暗号化されたパスワード | 「アカウント確認」などを理由にパスワードを入力させようとする連絡 | Eストアーは「メールやSMS等でパスワードをお尋ねすることもございません」(公式) |
メールアドレスが漏れた場合:再決済・再入力を求めるメールに注意
第1報は「再決済、本人確認、返金、アカウント確認等を理由に、リンク先でクレジットカード情報やパスワード等を入力するよう求められても、応じないでください」「不審な連絡に記載されたリンクや添付ファイルは開かず、公式サイトまたは正規の連絡先から事実をご確認ください」と案内しています。警察庁も「電子メールやSMS内のリンクを安易にクリックせず、あらかじめ公式サイトを「お気に入り」や「ブックマーク」に登録しておいたり、公式アプリを活用するなどして正しいサイトに接続するようにしてください」としています(警察庁「フィッシング対策」)。
電話番号が漏れた場合:不審なSMS・電話に注意
購入者情報には電話番号とFAX番号が含まれています。ショップやカード会社、Eストアーを名乗るSMSや電話が来ても、SMSのリンクは開かず、電話でその場で個人情報やカード番号を答える必要はありません。SMSで届く見慣れない番号の見分け方は8180・8190・8170の電話やSMSは何?、番号の桁数から国内・海外を見分ける方法は電話番号の桁数一覧(10桁・11桁・12桁・13桁の見分け方)、検索しても出てこない番号の調べ方は迷惑電話番号の検索・調べ方にまとめています。
うっかり出てしまった・折り返してしまった場合の対処は国際電話に出てしまったときの対処法、海外からの着信を止めたい場合は国際電話の着信拒否と国際電話不取扱受付センターの申し込み手順を参考にしてください。
今やること(公式の案内と一般的な対策)
公式が案内していること(順番に)
Eストアーの第1報・第2報・最終報の「お客様へのお願い」から、購入者・会員がすることを順に並べると次のとおりです。
- 不審な連絡に注意する:「当社や金融機関を装った不審なメール、SMS、電話等にご注意ください」(最終報)。「当社から本件に関して、クレジットカード情報の再入力や再決済をお願いすることはございません。また、メールやSMS等でパスワードをお尋ねすることもございません」(最終報)
- カード情報を入力してしまった・身に覚えのない請求があればカード会社へ:「不審なサイトにクレジットカード情報を入力した場合、または身に覚えのない請求がある場合は、速やかにカード裏面に記載されたカード会社へご連絡ください」(第1報)
- 会員パスワードと、同じパスワードを使うほかのサービスを見直す:第2報は会員パスワードの変更と、「ご登録情報の変更や注文履歴に身に覚えのない注文がないか」の確認、同一または類似のパスワードを使っているほかのサービスのパスワード変更を依頼(最終報では、パスワードの悪用の可能性は低いと判断)
- わからないこと・利用店舗名の確認は窓口へ:個人情報に関するお客様ご相談窓口(お問い合わせフォーム・support@estore.co.jp)
一般的な対策(公式の案内ではないもの)
以下は公式発表の案内ではなく、メールアドレスや電話番号、カード番号の一部が漏れた場合に一般的に取られる対策です。
- カードの利用明細を確認する:カード会社の公式アプリや会員サイトで利用明細を見て、身に覚えのない請求がないか確かめる。連絡はカードの裏面に書かれた番号へ
- パスワードの使い回しをやめる:ショップの会員登録と同じメールアドレス・パスワードの組み合わせをほかのサービスでも使っている場合は、サービスごとに別のパスワードにする(考え方はパスワード流出の真相と安全対策)
- ショップのマイページは、メールのリンクではなくブックマークや検索から開く:ショップの公式サイトを自分で開いてからログインする
- 「補償」「返金」を名乗る連絡に応じない:公式発表には補償の案内はありません(次の章を参照)。第1報も「返金」などを理由にカード情報やパスワードの入力を求められても応じないよう案内しています
アカウントの乗っ取りを防ぐ考え方は、楽天証券の乗っ取り事件から学ぶセキュリティ対策でも解説しています。
補償・お詫びはある?
最終報には「改めまして、このたびは多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、心より深くお詫び申し上げます」というお詫びの文言があります。一方で、補償・お詫びの金券などの記載はありません(2026年10月16日の最終報、第1報・第2報とも記載なし)。
「補償の手続きにカード番号が必要」「返金するので口座番号を入力して」といった連絡が届いても、本文のリンクから情報を入力しないでください。個人情報の取り扱いに関する事業者への苦情や、個人情報保護法の制度についての質問は、個人情報保護委員会「個人情報保護法相談ダイヤル」(03-6457-9849・9:30〜17:30、土日祝日と年末年始を除く)でも受け付けています。
経緯・原因と公表の履歴
最終報は原因について、「2026年5月21日から同年8月1日までの期間において、外部の第三者が、当社サーバー上で稼働するアプリケーションの脆弱性を悪用して不正なプログラムを実行し、データベースに格納された情報を外部へ送信していたことを確認いたしました」と書いています。8月1日に本件を認知して攻撃元からの通信を遮断し、「それ以降は攻撃が成立していないことを確認しております」としています。また、「上記の経路以外の侵害は認められず、バックドア等の不正なプログラムの設置も認められませんでした」としています。
二次被害については、「本お知らせの公表時点において、本件に起因する具体的な二次被害の報告は確認されておりません」「外部の専門機関による調査の結果、ダークウェブ上への本件に関する流出は確認されておりません」としています。
判明後の対応と再発防止策として、最終報に挙げられているのは次のとおりです。
- 攻撃元からの通信の遮断、悪用された脆弱性の修正、影響範囲の点検、認証情報のリセット等の是正対応(実施済み)
- 漏えいの対象となったお客様・店舗・アフィリエイターへの個別の連絡(完了)
- 外部の専門機関によるフォレンジック調査(完了)
- 個人情報保護委員会と関東総合通信局へ報告書を提出、所轄警察署への相談等
- 再発防止策:残存脅威の調査、アプリケーションとサーバーへの脆弱性診断と検出事項の是正、管理画面等の認証の追加強化(二要素認証または二段階認証を含む)
また最終報は、関係会社が提供するサービスについて「本件の対象となったサーバーおよびシステムとは異なる環境で運用・管理されており、本件の攻撃対象には含まれておりません」「関係会社のサービスにおける情報漏えいは発生していないことを確認しております」としています。
| 日付 | 公表・出来事 |
|---|---|
| 2026年5月21日〜8月1日 | 外部の第三者が、アプリケーションの脆弱性を悪用して不正なプログラムを実行し、データベースの情報を外部へ送信(最終報で確定。第1報は8月1日9:09〜11:06頃とし、第2報で「2026年5月21日から8月1日」と公表) |
| 2026年8月1日 | 第1報「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせについて」。購入者情報の漏えいを確認、最大で延べ8,853,839件。カード名義・番号の一部が含まれるかは調査中 |
| 2026年8月2日 | 第2報。発生期間を5月21日からと公表。会員ID・パスワード(暗号化)、カード名義・番号の一部(先頭6桁・下4桁)・有効期限、店舗関連情報を追加。会員パスワードの変更を依頼 |
| 2026年8月19日・9月4日・9月18日 | 利用店舗側の公表の例:日本製紙クレシア(8月19日)、キングジム(9月4日)、PFU(9月18日) |
| 2026年10月16日 | 最終報。調査完了。漏えい対象者数 約23,356,000人(うちカード情報の一部 約2,096,900人)・対象店舗7,858店。店舗メール・FTPのID/パスワードと振込先口座情報は対象外と確認。個別の連絡は完了。「本お知らせをもって、本件に関する調査結果の最終報告とさせていただきます」 |
ほかの事案(同じ時期に公表された情報漏えい)
会員情報が対象になった事案はローソンIDの不正アクセス(漏れた項目と今やること)、同じ10月中旬に公表された事案はソースネクストの情報漏えい(漏れた項目)やバーガーキングアプリの情報漏えい(漏れた項目)でも、公式発表をもとに整理しています。そのほかの事案は2026年 国内の情報漏えい・サイバー攻撃 一覧で確認できます。
よくある質問
ショップサーブの店で買い物をしたことがあります。自分が対象か確認する方法はありますか?
A. 自分が対象かを調べる照会ページの案内はありません。Eストアーの最終報(2026年10月16日)では、漏えいの対象となったお客様への個別の連絡は完了したとしています。連絡先が確認できなかった方は、最終報の公表と問い合わせ窓口の設置で代えるとしています。確認したい場合は、株式会社Eストアー 個人情報に関するお客様ご相談窓口(お問い合わせフォーム、またはsupport@estore.co.jp)へ問い合わせてください。
対象になった店舗の一覧は公表されていますか?
A. 最終報には対象店舗の数(7,858店。過去にショップサーブを利用していた店舗を含む)は書かれていますが、店舗名の一覧は掲載されていません。最終報は、利用店舗名の確認などを希望する場合も、個人情報に関するお客様ご相談窓口へ連絡するよう案内しています。キングジム、PFU、日本製紙クレシアのように、自社の通販サイトの利用者が対象になったことを自社サイトで公表している企業もあります。
クレジットカード番号は漏れましたか?
A. 約2,096,900人について、カード名義、カード番号の一部(先頭6桁および下4桁)、有効期限が漏えい対象とされています。完全なカード番号とセキュリティコード(CVV/CVC)はEストアーでは保持しておらず、漏えい対象には含まれていません。最終報は、今回漏えいした情報のみではクレジットカード決済を行うことはできないと説明しています。
ショップの会員パスワードは変えたほうがいいですか?
A. 会員IDと暗号化されたパスワードが漏えい対象です。8月2日の第2報では、不正ログインのおそれがあるとして会員パスワードの速やかな変更と、同じか似たパスワードを使うほかのサービスのパスワード変更を依頼していました。10月16日の最終報では、パスワードが特定される可能性は低く、ログイン先の店舗を紐付ける情報も含まれていないことから、悪用の可能性は低いと判断しています。
「延べ885万3,839件」と「約2,335万6,000人」はどちらが正しいのですか?
A. 数え方が違います。8月1日の第1報の「最大で延べ8,853,839件」は延べ件数で、同一のお客様に関する複数の登録データを含む可能性があり、人数を示すものではないとされていました。10月16日の最終報の「約23,356,000人」は、お客様・店舗運営者・アフィリエイターを名寄せして重複を可能な限り除いた漏えい対象者数で、概数とされています。
あわせて読みたい:コミックシーモアの情報漏えい(10月16日公式発表)
あわせて読みたい:同じ10月16日に公表されたクロネコ代金後払いの情報漏えい(約526万件)
まとめ
- Eストアーは2026年10月16日の最終報で、「ショップサーブ」のアプリケーションの脆弱性を悪用され、5月21日〜8月1日にデータベースの情報が外部へ送信されていたことを確認し、調査が完了したと公表した
- 漏えい対象者数は約23,356,000人(名寄せ後の概数)、対象店舗は過去の利用店舗を含む7,858店。第1報の「最大で延べ8,853,839件」は延べ件数で、人数ではない
- 購入者の氏名・住所・電話番号・メールアドレス等、会員IDと暗号化されたパスワード、約2,096,900人はカード名義・番号の一部(先頭6桁と下4桁)・有効期限。完全なカード番号とセキュリティコードは対象外
- 個別の連絡は完了。店舗一覧の掲載はなく、利用店舗名の確認などは個人情報に関するお客様ご相談窓口(フォーム・support@estore.co.jp)へ
- Eストアーはカード情報の再入力・再決済を求めたり、メールやSMSでパスワードを尋ねたりしない。補償の記載はない
この記事は、2026年10月16日の最終報までの公式発表の情報(2026年10月17日確認)で書いています。Eストアーは最終報を「調査結果の最終報告」としていますが、内容が更新された場合はEストアーの公式のお知らせを優先してください。
出典
- 株式会社Eストアー「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお知らせ(最終報)」(2026年10月16日・2026年10月17日確認)
- 株式会社Eストアー「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせについて」(第1報・2026年8月1日)/同「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお知らせ(第2報)」(2026年8月2日)
- 株式会社Eストアー「プレスルーム」(続報の有無を2026年10月17日に確認)
- 株式会社キングジム(2026年9月4日)/株式会社PFU(2026年9月18日)/日本製紙クレシア株式会社(2026年8月19日・PDF)
- 警察庁「フィッシング対策」/個人情報保護委員会「個人情報保護法相談ダイヤル」

コメント