「アエナのアプリの情報が見られたらしいけれど、自分も対象?」「カード番号まで漏れた?」と気になっている方に向けて、株式会社アエナの公式発表に書かれていることだけを整理しました。アエナは、同社の会社概要によると「実店舗とオンライン店舗を展開する日本最大級のオフプライスチェーン」で、化粧品やヘアケアなどの美容商品や食品を扱う会社です。今回の事案は、そのアエナが運営する「ECアプリ」(通販アプリ)で起きました。内容は、2026年10月14日の公表文と、10月15日の退会専用ページ開設のお知らせの原文を、2026年10月16日に確認したものです。公式発表に書かれていないことは「公式発表に記載なし」と明記しています。
【結論】アエナは2026年10月14日、ECアプリへの第三者による不正アクセスで、アプリ会員のマイページ情報が「不正に閲覧されたことが判明」したと公表しました。
- 閲覧された可能性のある会員数は最大817,215人。対象はアエナのアプリ会員(アプリに個人情報を登録している方)で、LINE会員、Amazonや楽天などで利用した方は対象外
- 閲覧された可能性がある項目は、氏名・住所・電話番号・メールアドレス・生年月日・性別・職業など、お届け先情報(第三者宛を含む)、登録済みクレジットカードの下4桁・有効期限・カード名義
- カード番号の全桁・セキュリティコード・ログインパスワードは流出なし。対象となる可能性のある会員には順次個別のメールで案内。問い合わせはお客様専用フリーダイヤル 0120-532-565(9:00〜19:00 土日祝含む)
ほかの企業の公表も含めた全体像は、2026年 国内の情報漏えい・サイバー攻撃 一覧(毎日更新)にまとめています。
自分は対象?公式発表でわかること早見表
公表文のタイトルは「外部からの不正アクセスによるお客様情報流出の可能性について」です。本文では、マイページ情報が「不正に閲覧されたことが判明」したとし、項目については「閲覧された可能性のある」という表現を使っています。
| 知りたいこと | 公式発表に書かれていること |
|---|---|
| 対象となる方 | 「アエナのアプリ会員様(アプリに個人情報をご登録されている方)」 |
| 対象外の方 | 「LINE会員様、Amazonや楽天などでご利用いただいたお客様は対象外」 |
| 件数 | 閲覧された可能性のある会員数 最大817,215人(本会員様) |
| わかった日時 | システムログの解析結果から、2026年10月13日(火)5時58分に判明 |
| 対象者への知らせ方 | 「対象となる可能性のある会員様には、順次個別のメールにてご案内」 |
| 自分が対象かを調べるページ | 照会ページの案内はなし |
| メールが届かない場合 | 公式発表に記載なし(問い合わせ窓口の案内はある) |
| 退会済みの方 | 公式発表に記載なし |
| 問い合わせ先 | お客様専用フリーダイヤル 0120-532-565(受付時間 9:00〜19:00 土日祝含む)/お問い合わせメールアドレス ec-notice-2026@aena.co.jp |
公表文はアエナ「外部からの不正アクセスによるお客様情報流出の可能性について」(2026年10月14日)、その後のお知らせはアエナのニュース一覧に掲載されています。メールの問い合わせについて、公式は「お問い合わせの状況により、ご返信までにお時間を頂戴する場合がございます」としています。
案内メールの見分け方は公式発表に書かれていない
2026年10月16日に確認した時点で、案内メールの送信元アドレスや件名は公式発表に書かれていません。メールのリンクから情報を入力する前に、アエナの公式サイト(https://www.aena.co.jp/)のニュースから順にたどって、お知らせの内容と見比べると安全です。
何が見られた?公表された項目
公式は「会員マイページに表示される以下の情報が閲覧された可能性がございます」として、次の項目を挙げています。
| 区分(公式の表記) | 項目 |
|---|---|
| 基本情報 | 氏名、フリガナ、ご住所、お電話番号、メールアドレス、生年月日、性別、職業 |
| お届け先情報 | 登録されているお届け先住所・氏名・電話番号(第三者宛を含む) |
| 設定情報 | お気に入り店舗、メール配信設定 |
| クレジットカードに関する情報(一部) | 登録済みクレジットカードの下4桁、有効期限、カード名義 |
お届け先情報には「第三者宛を含む」とあります。家族や知人への贈り物などでお届け先を登録していた場合、その方の住所・氏名・電話番号も閲覧された可能性のある項目に含まれます。
カード番号の全桁・セキュリティコード・パスワードは「流出はございません」
公式は「【重要】閲覧されていない情報および被害の確認状況」として、次の点を「閲覧・流出していないこと、および不正な操作が行われていないことを確認しております」としています。
- クレジットカード情報の全桁およびセキュリティコード:「当社のデータベースおよびサーバー内ではカード情報の全桁およびセキュリティコードを保持しておりません」「そのため、クレジットカード番号全桁やセキュリティコードの流出はございません」
- ログインパスワード:「パスワードの閲覧・流出はございません」
- 会員情報の改ざん・購入・退会操作:「会員情報の変更、退会手続き、および購入の確定操作(決済)は、行われていないことを確認しております」
あわせて、「現時点において、本件に起因する会員情報の悪用や二次被害等は確認されておりません」としています。
見られた項目ごとに気をつけたい連絡
公式は「住所・メールアドレス等を悪用し、当社や公的機関、金融機関等を騙った不審なメールや電話・SMS(フィッシング詐欺、なりすまし)が行われる可能性がございます」と案内しています。項目ごとに整理すると次のとおりです(「公式」と書いたもの以外は一般的な注意点です)。
| 閲覧された可能性のある項目 | 考えられる連絡 | 注意すること |
|---|---|---|
| メールアドレス | アエナや公的機関、金融機関等を名乗るメール(公式) | 身に覚えのない送信元からのメール本文中のURLをクリックしない(公式) |
| 電話番号 | アエナや公的機関、金融機関等を名乗る電話・SMS(公式) | パスワードやクレジットカード情報を伝えない(公式は「お伺いすることはございません」) |
| 氏名・住所・生年月日・職業 | 名前や住所を書いて本物らしく見せる連絡 | 名前や住所が合っていても、本物とは限らないと考える |
| カードの下4桁・有効期限・名義 | 下4桁を示して「カードの確認」を求める連絡 | 下4桁が合っていても、カード番号の全桁やセキュリティコードを入力しない |
| お届け先情報(第三者宛を含む) | お届け先として登録した家族や知人に届く連絡 | 必要に応じて、登録していた相手にも不審な連絡への注意を伝える |
メール・SMS:公式は「パスワードやクレジットカード情報をお伺いすることはございません」
公式は「※当社から、メール、SMS、電話でパスワードやクレジットカード情報をお伺いすることはございません」としています。
警察庁も「電子メールやSMS内のリンクを安易にクリックせず、あらかじめ公式サイトを「お気に入り」や「ブックマーク」に登録しておいたり、公式アプリを活用するなどして正しいサイトに接続するようにしてください」としています(警察庁「フィッシング対策」)。
電話:知らない番号からの着信は調べてから
電話番号が閲覧された可能性がある場合、知らない番号からの着信やSMSが届くことも考えられます。見慣れない番号の見分け方は電話番号の桁数一覧(10桁・11桁・12桁・13桁の見分け方)、検索しても出てこない番号の調べ方は迷惑電話番号の検索・調べ方、+81から始まるSMSは8180・8190・8170の電話やSMSは何?にまとめています。うっかり出てしまった・折り返してしまった場合は国際電話に出てしまったときの対処法、海外からの着信を止めたい場合は国際電話の着信拒否と国際電話不取扱受付センターの申し込み手順を参考にしてください。
今やること(公式の案内を順番に)
公表文の「【会員様へのお願い】二次被害防止のために」と窓口の案内から、利用者がすることを順に並べると次のとおりです。
- アエナからの個別のメールを確かめる:「対象となる可能性のある会員様には、順次個別のメールにてご案内を差し上げております」
- 不審なメールのURLをクリックしない:「身に覚えのない送信元からのメール本文中のURLをクリックしないよう、十分にご注意をお願い申し上げます」
- パスワードやカード情報を伝えない:アエナは「メール、SMS、電話でパスワードやクレジットカード情報をお伺いすることはございません」としている
- わからないことは専用窓口へ:お客様専用フリーダイヤル 0120-532-565(9:00〜19:00 土日祝含む)またはお問い合わせメールアドレス ec-notice-2026@aena.co.jp
2026年10月16日に確認した時点で、公式発表にパスワードの変更やカードの再発行を求める案内はありません。
一般的な対策(公式の案内ではないもの)
以下は公式発表の案内ではなく、カード情報の一部や連絡先が閲覧された可能性がある場合に一般的に考えられる対策です。
- カードの利用明細を確かめる:身に覚えのない請求があれば、カード裏面に書かれたカード会社の公式窓口へ連絡する
- 同じパスワードの使い回しを見直す:今回、パスワードは「閲覧・流出はございません」とされていますが、ほかのサービスと同じパスワードを使っている場合は、日ごろから別々にしておくと安心です(参考:パスワード160億件流出の真相と安全対策)
- 「補償」「返金」を名乗る連絡に応じない:補償について公式発表に記載はありません(次の章を参照)
退会したい場合は「ECアプリ会員 退会専用ページ」
アエナは2026年10月15日に「ECアプリ会員 退会専用ページ」を開設いたしました。と公表しました。「現在、ECアプリのサービス停止に伴い、アプリ上での退会手続きをご利用いただけない状況」のため、退会を希望する方向けに専用の受付ページを開設したとしています。受付ページ(https://ec-kaiin-sakujo.aena.co.jp/)に書かれている手順は次のとおりです。
- 会員登録時のメールアドレスを入力する
- そのアドレスに届く確認メールのリンクを開く
- 「削除を確定する」を押すと受付完了(氏名・電話番号・生年月日などの入力は不要)
受付ページは「これはアプリ会員の退会の受付です。LINE会員の退会は、この受付ではできません」としています。また、削除すると「購入履歴やお届け先の情報、獲得したポイントがすべて削除されること、削除すると元に戻せないこと」を確認する項目があります。退会は公式が求めている手続きではなく、希望者向けの受付です。退会によって今回の対象から外れるかどうかは、公式発表に書かれていません。受付ページはメールやSMSのリンクからではなく、アエナの公式サイトのニュースから順にたどって開いてください。
補償・お詫びはある?
公表文には「会員様をはじめ、関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしますことを、心より深くお詫び申し上げます」というお詫びの文言があります。一方、補償についての記載は、2026年10月14日の公表文にはありません。
「補償の手続きにカード番号が必要」「返金のためにログインして」といった連絡が届いても、本文のリンクから情報を入力しないでください。補償などの発表があれば、アエナの公式サイトのニュースで確かめるのが安全です。
個人情報の取り扱いに関する事業者への苦情や、個人情報保護法の制度についての質問は、個人情報保護委員会「個人情報保護法相談ダイヤル」(03-6457-9849・9:30〜17:30、土日祝日と年末年始を除く)でも受け付けています。なお、個人情報保護委員会や警察への報告については、アエナの公表文に記載がありません。
経緯・原因と公表の履歴
公表文は、原因を「不正アクセスを通じて、機械的な連続アクセスが行われたことが原因です」とし、「詳しいことは現在調査を進めております。新たにお知らせすべきことが判明した場合には、速やかに公表いたします」としています。対応については「既に不正アクセスの遮断の緊急対策を実施し、根本的な原因追究と改修を進めております」「現在、EC サイトのアクセスを遮断し、再発防止策について構築をしております」としています。
| 日付 | 公表・出来事 |
|---|---|
| 2026年10月13日(火)5時58分 | システムログの解析結果から、会員マイページが不正に閲覧されていたことが判明 |
| 2026年10月14日 | 「外部からの不正アクセスによるお客様情報流出の可能性について」を公表。閲覧された可能性のある会員数 最大817,215人。対象となる可能性のある会員へ順次個別のメールで案内 |
| 2026年10月15日 | 「ECアプリ会員 退会専用ページ」を開設。ECアプリのサービス停止に伴い、アプリ上での退会手続きは利用できない状況 |
2026年10月16日に確認した時点で、アエナのニュース一覧に、この件の続報(調査結果や再発防止策の公表)は出ていません。
10月1日・5日の「代金後払い決済」のお知らせとは別の案内
アエナのニュース一覧には、10月14日の公表より前に、公式アプリにおける「代金後払い決済」緊急停止に伴うお詫びとお知らせ(10月1日)と【続報】「代金後払い決済」に関するお知らせ ― アエナを装った不審な連絡にご注意ください(10月5日)も掲載されています。こちらは、決済手段「代金後払い決済」のシステム提供元(ヤマト運輸株式会社)で起きた不正アクセスについての案内で、問い合わせ先もヤマト運輸株式会社とされています。10月14日に公表された今回のECアプリの件は、問い合わせ先が別(アエナのお客様専用フリーダイヤル)になっています。
ほかの事案(同じ時期に公表された情報漏えい)
同じ10月に公表された事案は防災メール(RAIDEN)の情報漏えいやタイムズカーの情報漏えい、銀のさら(ライドオンエクスプレス)の情報漏えい、ローソンIDの不正アクセスでも、公式発表をもとに整理しています。そのほかの事案は2026年 国内の情報漏えい・サイバー攻撃 一覧で確認できます。
よくある質問
アエナの不正アクセスで、自分が対象かどうか確認する方法はありますか?
A. 自分が対象かを調べる照会ページの案内はありません。公式発表では、対象はアエナのアプリ会員(アプリに個人情報を登録している方)で、対象となる可能性のある会員には順次個別のメールで案内するとしています。わからない場合は、お客様専用フリーダイヤル(0120-532-565・9:00〜19:00 土日祝含む)か、お問い合わせメールアドレス(ec-notice-2026@aena.co.jp)で確認できます。
LINE会員や、Amazon・楽天でアエナの商品を買った人も対象ですか?
A. 公式発表では、LINE会員、Amazonや楽天などで利用した方は対象外としています。対象はアエナのアプリ会員(アプリに個人情報を登録している方)です。
クレジットカード番号やパスワードは漏れましたか?
A. 公式発表では、クレジットカード番号の全桁とセキュリティコードはアエナのデータベースとサーバー内に保持しておらず流出はないとしています。ログインパスワードも閲覧・流出はないとしています。閲覧された可能性があるのは、登録済みクレジットカードの下4桁・有効期限・カード名義です。
パスワードの変更や退会は必要ですか?
A. 2026年10月16日に確認した時点で、公式発表にパスワードの変更や退会を求める案内はありません。退会を希望する方向けには、10月15日に「ECアプリ会員 退会専用ページ」が開設されています。購入履歴やお届け先の情報、獲得したポイントがすべて削除され、元に戻せないと案内されています。
補償はありますか?
A. 2026年10月14日の公式発表には、補償についての記載はありません。補償や返金を名乗るメールやSMSが届いても、本文のリンクからカード情報などを入力せず、アエナの公式サイトのニュースで確かめてください。
まとめ
- アエナは2026年10月14日、ECアプリへの第三者による不正アクセスで、アプリ会員のマイページ情報が不正に閲覧されたことが判明したと公表した(閲覧された可能性のある会員数 最大817,215人)
- 対象はアエナのアプリ会員(アプリに個人情報を登録している方)。LINE会員、Amazonや楽天などで利用した方は対象外
- 閲覧された可能性がある項目は、氏名・住所・電話番号・メールアドレス・生年月日・性別・職業など、お届け先情報(第三者宛を含む)、カードの下4桁・有効期限・名義
- カード番号の全桁・セキュリティコード・ログインパスワードは流出なし。補償は公表文に記載なし。退会希望者向けに10月15日に退会専用ページを開設
- 公式の案内は、不審なメールのURLをクリックしないこと。問い合わせはお客様専用フリーダイヤル 0120-532-565(9:00〜19:00 土日祝含む)
この記事は、2026年10月14日の公表文と10月15日の退会専用ページ開設のお知らせまでの公式発表(2026年10月16日確認)で書いています。続報で内容が変わる可能性があるため、続報が出た場合はアエナの公式のお知らせを優先してください。
出典
- アエナ「外部からの不正アクセスによるお客様情報流出の可能性について」(2026年10月14日)
- アエナ「「ECアプリ会員 退会専用ページ」を開設いたしました。」(2026年10月15日)/ECアプリ会員 退会専用ページ
- アエナ「公式アプリにおける「代金後払い決済」緊急停止に伴うお詫びとお知らせ」(2026年10月1日)/同【続報】(2026年10月5日)
- アエナ「会社概要」/アエナ「ニュース」一覧(2026年10月16日確認)
- 警察庁「フィッシング対策」/個人情報保護委員会「個人情報保護法相談ダイヤル」

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