ビックカメラの情報漏えい、自分は対象?約1,490万件【11月2日公式発表】

ビックカメラの情報漏えい、自分は対象?約1,490万件【11月2日公式発表】

「ビックカメラやコジマ、ソフマップのメールマガジンに登録していたけれど、自分は対象?」「クレジットカードや通販サイトのパスワードは大丈夫?」「どこに問い合わせればいい?」と気になっている方に向けて、公式発表に書かれていることだけを整理しました。内容は、株式会社ビックカメラ・株式会社コジマ・株式会社ソフマップの3社が2026年11月2日に連名で公表した「業務委託先への不正アクセスによるメールマガジン登録のお客様情報漏えいに関するお詫びとお知らせ」(3社の公式サイトに同じ内容で掲載)の原文を、2026年11月4日に確認したものです。公式発表に書かれていないことは「公式発表に記載なし」と明記しています。

【結論】ビックカメラ・コジマ・ソフマップは2026年11月2日、メール配信等を委託しているアララ株式会社提供のメール配信システムで不正アクセスが発生し、お客様情報の一部が外部に流出した可能性があると公表しました。

  • 対象情報はお客様のメールアドレス 等で、件数はグループ合計約1,490万件です(会社ごとの内訳は公表されていません)
  • クレジットカード情報と各社インターネット通販サイトへのログイン情報は、当該サービスでは取り扱っておらず、本件の対象に含まれないとしています
  • 対象のお客様にはグループ各社から案内するとしています。問い合わせ窓口は会社ごとに異なります(ビックカメラ 03-5960-1111/コジマ 0120-39-0007/ソフマップ 0077-78-8686)
目次

自分は対象?公式発表でわかること早見表

お知らせは、お客様情報の一部が「外部に流出した可能性があることが判明いたしました」としています。流出を確認したという公表ではなく、流出した「可能性」としての公表です。対象者と連絡について書かれているのは次の範囲です。

知りたいこと公式発表に書かれていること
対象になる人お知らせの件名は「メールマガジン登録のお客様情報漏えい」。本文は「お客様情報の一部が外部に流出した可能性」と記載。メールマガジン登録の時期や条件は公式発表に記載なし
対象の会社ビックカメラグループ(株式会社ビックカメラ、株式会社コジマ、株式会社ソフマップ)の3社連名
件数グループ合計約1,490万件。会社ごとの内訳は公式発表に記載なし
対象者への連絡「当該対象となったお客様に対しては、当グループ各社よりご案内いたします」。連絡の方法(メール・郵送など)や時期は公式発表に記載なし
自分が対象かを調べる方法照会ページの案内は公式発表に記載なし。質問は各社の問い合わせ窓口
連絡が来ない場合公式発表に記載なし(2026年11月4日確認)
メールマガジンを解除済み・退会済みの人公式発表に記載なし
カード情報・ログイン情報「お客様のクレジットカード情報および各社インターネット通販サイトへのログイン情報は当該サービスでは取り扱っておらず、本件対象には含まれません」
二次被害「現時点で、本件に関連した具体的な二次被害は確認されておりません」
補償公式発表に記載なし

お知らせの原文は、ビックカメラ.com「業務委託先への不正アクセスによるメールマガジン登録のお客様情報漏えいに関するお詫びとお知らせ」(2026年11月2日)、コジマ 同お知らせ(PDF・2026年11月2日)、ソフマップ 同お知らせ(2026年11月2日)で読めます。3つのページの本文は同じ内容で、3社連名の1つのお知らせです。

問い合わせ窓口(会社ごとに異なる)

お知らせは「本件に関するお問い合わせは、下記窓口にて対応いたします」として、3社それぞれの窓口を載せています。登録していたメールマガジンの会社の窓口を使います。

会社窓口連絡先受付時間
株式会社ビックカメラ臨時お問い合わせ窓口(池袋西口店コールセンター)電話 03-5960-111110:00~19:00
株式会社コジマコジマダイレクト電話 0120-39-0007/メール ec-support@kojima.net10:00~18:00
株式会社ソフマップソフマップ お問い合わせ窓口電話 0077-78-8686(フリーコール)/050-3032-8686(IP電話/携帯電話から)/メールはソフマップドットコム受付フォーム10:00~19:00

受付時間に曜日の限定(土日祝日を除くなど)は、公式発表に書かれていません。ソフマップのメール受付はソフマップドットコム受付フォームです。窓口の番号やアドレスは、届いたメールやSMSに書かれたものではなく、公式サイトのお知らせに載っているものを使うと確かめやすくなります。

何が流出した可能性がある?公表された項目と件数

お知らせの「対象となる情報種別、件数」には、次の内容が書かれています。

区分内容
状況お客様情報の一部が外部に流出した可能性があることが判明
対象情報お客様のメールアドレス 等
対象となる情報件数グループ合計約1,490万件
対象に含まれない情報クレジットカード情報、各社インターネット通販サイトへのログイン情報(当該サービスでは取り扱っていない)

ここで公表されているのは「約1,490万件」という情報の件数で、人数ではありません。3社の合計で、ビックカメラ・コジマ・ソフマップそれぞれの件数は書かれていません。また、対象情報は「メールアドレス 等」とされていて、メールアドレス以外にどの項目が含まれるのか(氏名など)は、お知らせには具体的に書かれていません。項目の詳細は、各社からの案内や続報で確かめる必要があります。

委託先アララの公表(第2報)でわかること

委託先のアララ株式会社は、2026年11月2日に「当社が提供する「アララメッセ-ジ」への不正アクセスによる情報流出およびサービス停止について(第2報)」(PDF)を公表しています。アララの第2報には、ビックカメラグループの社名は書かれていません。そのため、次の内容がビックカメラグループの件にどこまで当てはまるかは、公式発表からはわかりません。サービス全体についての公表として読んでください。

  • 契約企業の環境(サーバー97台・最大約380社〈推計〉)から、メールアドレスと会員情報が外部に持ち出された(持ち出された恐れのあるものを含む)。持ち出されたメールアドレスは現時点の調査で約77百万件(精査中)で、個人が複数のアドレスを持つ可能性があるため最終ユーザー数を示すものではない
  • 持ち出された項目は、メールアドレスと、契約企業が登録した項目(氏名、性別、生年月日、電話番号、会員番号、住所等。契約企業により異なる)、配信の宛先等の記録。アララのサービスではクレジットカード番号は一切保有していない
  • 2026年10月31日にアララメッセージの提供をすべて停止し、再開の時期は未定。件数等は精査中で、第3報で知らせるとしている

ビックカメラグループの対象情報が「メールアドレス 等」のどこまでなのかは、グループ各社からの案内を待つ必要があります。

流出した可能性がある項目ごとに気をつけたいこと

ビックカメラグループは、お知らせで次のように呼びかけています。

現在二次被害は確認されておりませんが、当グループ各社もしくはアララ社を装った不審なメール等には十分ご注意ください。

ビックカメラ・コジマ・ソフマップ「業務委託先への不正アクセスによるメールマガジン登録のお客様情報漏えいに関するお詫びとお知らせ」(2026年11月2日)

ここからは項目ごとに、一般的に気をつけたいことと、satimo.orgの関連記事をまとめます。公式の案内ではない内容は「一般的には」と書き分けています。

メールアドレス:ビックカメラ・コジマ・ソフマップ・アララを装ったメールに注意

公式発表は、グループ各社もしくはアララ社を装った不審なメール等への注意を呼びかけています。一般的には、お詫びやポイントの付与、会員情報の確認、パスワード再設定などを名目にしたなりすましメールが届くことがあります。差出人の表示は書き換えられることがあるため、差出人の名前だけで本物と判断しないほうが安全です。メールに書かれたリンクを開かず、ブックマークした公式サイトや公式アプリからお知らせを確かめる方法があります。

また、アララは第2報で、アララメッセージの一部の環境が不正に利用され、2026年10月28日から30日にかけて、クレジットカード会社を装った不審なメール(最大約713万通)が送信されたと公表しています。送信元は「news@arara.com」、件名は「利用内容確認のご依頼」「ご利用明細確認のご依頼」等です。アララは、このメールを受信した場合は本文中のURLにはアクセスせずメールを削除し、万一リンク先でクレジットカード情報等を入力した場合は速やかにカード発行会社に連絡するよう求めています。なお、このメールの送信先は第三者が外部から持ち込んだメールアドレスとされ、ビックカメラグループの対象者に送られたものかどうかは書かれていません。

通販サイトへのログイン情報は本件の対象に含まれないとされています。公式発表はパスワードの変更を求めていませんが、一般的には、メールアドレスが流出した可能性があるときは、同じメールアドレスと使い回しのパスワードでログインしているほかのサービスがないか見直す考え方があります。パスワードの一般的な考え方はパスワード流出の真相と今すぐできる安全対策で解説しています。

「等」に含まれうる情報:電話やSMSにも注意

ビックカメラグループのお知らせは、メールアドレス以外の項目を具体的に挙げていません。アララは第2報で、契約企業をかたるメールだけでなく、SMS、電話、郵便物等にも注意するよう呼びかけています。一般的には、会社名や買い物の話題を出されても、それだけで本物の連絡とは限りません。確かめたいときは、いったん切ってから、公式サイトに載っている窓口に自分から連絡する方法があります。知らない番号からの着信は、出る前に番号を調べたり、着信拒否を設定したりできます。

今やること(公式の案内と一般的な対策)

公式が案内していること(順番に)

  1. ビックカメラ・コジマ・ソフマップの各社もしくはアララ社を装った不審なメール等に注意する(ビックカメラグループのお知らせ)
  2. 対象のお客様には、グループ各社から案内が届く(連絡の方法・時期は記載なし)
  3. 2026年10月28日から30日にかけて送信元「news@arara.com」から「利用内容確認のご依頼」「ご利用明細確認のご依頼」等の件名のメールを受信した場合は、本文中のURLにはアクセスせず、メールを削除する。リンク先でクレジットカード情報等を入力した場合は、速やかにカード発行会社に連絡する(アララの第2報)
  4. 本件の質問は、登録していた会社の問い合わせ窓口(ビックカメラ 03-5960-1111/コジマ 0120-39-0007/ソフマップ 0077-78-8686)に連絡する

一般的な対策(公式の案内ではないもの)

次の内容は今回の公式発表に書かれている案内ではなく、メールアドレスなどの流出の可能性が公表されたときに一般的に行われている対策です。

  • メールやSMSのリンクからログインせず、公式サイトや公式アプリから確かめる。警察庁は「電子メールやSMS内のリンクを安易にクリックせず、あらかじめ公式サイトを「お気に入り」や「ブックマーク」に登録しておいたり、公式アプリを活用するなどして正しいサイトに接続するようにしてください」としています(警察庁「フィッシング対策」)
  • ビックカメラ・コジマ・ソフマップの通販サイトと同じパスワードをほかのサービスでも使っている場合は、サービスごとに別のパスワードに変える。ログイン情報は対象に含まれないとされていますが、メールアドレスは対象情報のため、使い回しを見直しておくと安心です
  • クレジットカードの利用明細に覚えのない請求がないかを見ておく(カード情報は対象に含まれないとされています)
  • 心当たりのない番号からの電話には出ない・折り返さない。SMSに書かれた番号に電話をかけない
  • 不審な電話・SMSで困ったときは、警察相談専用電話「#9110」(政府広報オンライン)、お金のトラブルや契約の相談は消費者ホットライン「188」(消費者庁)が使えます
  • 個人情報の取り扱いについて相談したい場合は、個人情報保護委員会「個人情報保護法相談ダイヤル」(03-6457-9849・9:30~17:30、土日祝日及び年末年始を除く)も使えます

補償・お詫びはある?

お知らせには、「お客様ならびに関係する皆様にご心配をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます」とお詫びの言葉が書かれています。金銭的な補償やポイントの付与などの対応については、公式発表時点で記載なしです(2026年11月4日確認)。お知らせは、現時点で本件に関連した具体的な二次被害は確認されていないとしています。

経緯・原因と公表の履歴

ビックカメラグループのお知らせによると、原因は「当グループがメール配信等を委託しているアララ株式会社(以下、アララ社)提供のメール配信システムにおいて不正アクセスが発生」したことです。グループは本件把握後、当該サービスへのデータ連携を停止するなど必要な措置を実施し、アララ社と連携して影響範囲の確認を進めているとしています。グループが本件を把握した日や、流出した可能性のある期間は書かれていません。

アララの第2報は、原因について「Webサーバーの脆弱性およびシステム環境における問題」としていて、侵入の開始時期と経路は引き続き調査中としています。

日付公表・出来事
2026年10月29日アララが「当社が提供する「アララメッセージ」への不正アクセスによる情報流出およびサービス停止について」を公表(アララの第2報に「既報」として記載)
2026年10月31日アララがアララメッセージの提供をすべて停止(アララの第2報)
2026年11月2日アララが第2報を公表
2026年11月2日ビックカメラ・コジマ・ソフマップが「業務委託先への不正アクセスによるメールマガジン登録のお客様情報漏えいに関するお詫びとお知らせ」を3社連名で公表
(時期の記載なし)対象のお客様へグループ各社から案内

ビックカメラグループは、お客様情報の適切な管理および委託先に対する管理・監督の強化を徹底し、再発防止と信頼回復に取り組むとしています。新たな情報が判明した場合は改めて知らせるとしています。2026年11月4日に確認した時点で、グループの続報は出ていません。アララは件数等を精査中で第3報で知らせるとしており、続報で内容が変わる可能性があります。

ほかの事案(同じ時期に公表された情報漏えい)

同じ日に公表された事案はノジマオンラインの情報漏えい(約700万件)や@cosmeの情報漏えい(約300万人)でも、公式発表をもとに整理しています。アララのメール配信サービスを利用していたほかの企業の公表も含め、そのほかの事案は2026年 国内の情報漏えい・サイバー攻撃 一覧(毎日更新)で確認できます。

よくある質問

ビックカメラの情報漏えいで、自分が対象か確認する方法はありますか?

A. 公式発表には、自分が対象かどうかを調べるページの案内はありません(2026年11月4日確認)。お知らせは、対象となったお客様にはグループ各社から案内するとしています。質問は、ビックカメラは臨時お問い合わせ窓口(03-5960-1111、10:00~19:00)、コジマはコジマダイレクト(0120-39-0007、10:00~18:00)、ソフマップはお問い合わせ窓口(0077-78-8686、10:00~19:00)です。

流出した可能性があるのはどの情報ですか?

A. お知らせの対象情報は「お客様のメールアドレス 等」で、件数はグループ合計約1,490万件です。流出を確認したのではなく、外部に流出した可能性があることが判明したという公表です。メールアドレス以外の具体的な項目と、会社ごとの件数の内訳は書かれていません。

クレジットカード情報や通販サイトのパスワードも流出しましたか?

A. お知らせは、お客様のクレジットカード情報および各社インターネット通販サイトへのログイン情報は当該サービスでは取り扱っておらず、本件の対象には含まれないとしています。公式発表はパスワードの変更を求めていませんが、同じパスワードをほかのサービスでも使っている場合は、一般的な対策として使い回しを見直す考え方があります。

コジマやソフマップのメールマガジンだけ登録していても対象になりますか?

A. お知らせはビックカメラ・コジマ・ソフマップの3社連名で、件数はグループ合計とされています。どの会社のメールマガジン登録者が何件対象かの内訳や、登録の時期などの条件は書かれていません。対象のお客様には各社から案内するとしているため、気になる場合は登録していた会社の窓口に問い合わせる方法があります。

ビックカメラやアララを名乗るメールが届いたら本物ですか?

A. 公式発表は、グループ各社もしくはアララ社を装った不審なメール等に十分注意するよう呼びかけています。アララは第2報で、10月28日から30日にかけて送信元「news@arara.com」からクレジットカード会社を装った不審なメールが送信されたとし、受信した場合は本文中のURLにアクセスせず削除するよう求めています。メール内のリンクを開かず、公式サイトや公式アプリからお知らせを確かめる方法があります。

あわせて読みたい:アララメッセージの情報漏えい、自分は対象?(利用企業一覧)

まとめ

  • ビックカメラ・コジマ・ソフマップは2026年11月2日、メール配信等の委託先アララ株式会社提供のメール配信システムで不正アクセスが発生し、お客様情報の一部が外部に流出した可能性があると3社連名で公表
  • 対象情報はお客様のメールアドレス 等で、件数はグループ合計約1,490万件(会社ごとの内訳・メールアドレス以外の具体的な項目は記載なし)。クレジットカード情報と各社通販サイトのログイン情報は対象に含まれない
  • 対象のお客様にはグループ各社から案内。照会ページ・連絡の方法と時期・補償の記載はなし。具体的な二次被害は現時点で確認されていない
  • グループ各社やアララを装った不審なメール等に注意。問い合わせはビックカメラ 03-5960-1111/コジマ 0120-39-0007/ソフマップ 0077-78-8686

この記事は、2026年11月2日のビックカメラ・コジマ・ソフマップの公式発表と、同日のアララ株式会社の第2報までの情報(2026年11月4日確認)で書いています。続報が出た場合は公式のお知らせを優先してください。

出典

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