ブックオフ情報漏えい、自分は対象?漏れた項目と今やること【10/23更新】

ブックオフ情報漏えい、自分は対象?漏れた項目と今やること【10/9発表】

「ブックオフの会員情報が漏れたらしいけれど、自分も対象?」「免許証の情報も漏れたの?」「パスワードは変えたほうがいい?」と気になっている方に向けて、ブックオフグループホールディングス株式会社の公式発表に書かれていることだけを整理しました。内容はすべて、同社が2026年10月9日に公表したお知らせ(第1報)、10月13日の第2報、10月16日の第2報の一部訂正、10月23日の「WEB照会機能の追加および専用フリーダイヤル開設のお知らせ」(適時開示・同社のお知らせ・ブックオフのサイト)、同社の問い合わせページと「よくお寄せいただくご質問と回答」(2026年10月23日現在)の原文を、2026年10月24日に確認したものです。公式発表に書かれていないことは「公式発表に記載なし」と明記しています。

【結論】ブックオフグループホールディングスは2026年10月13日の第2報で、子会社ブックオフコーポレーション株式会社が提供する国内のブックオフの会員管理システムへの不正アクセスにより、会員情報が外部に漏えいしたことを確認していると公表しました(第1報は10月9日)。

  • 漏えい対象は会員番号ベース 6,427,735件・6,383,279人(内訳:有効会員 6,170,908人、退会会員 212,371人)。件数は会員情報が外部に送信されたことをシステムの記録で確認した会員番号の件数、人数は同じメールアドレスの会員データを1人として集計した人数
  • 対象はアプリ会員・オンラインストア会員・Web会員。会員カードのみを利用し、アプリ登録・ウェブ登録をしていない人は対象外
  • 漏えいした可能性のある情報は氏名・生年月日・性別・職業・ニックネーム・メールアドレス・電話番号・会員情報として登録された郵便番号・住所・パスワードのハッシュ値・ポイントカード番号・会員番号(職業・ニックネームは10月16日の訂正で追加。件数・人数に変更なし)。決済情報・銀行口座情報、店頭買取で読み取った免許証等の文字情報、宅配買取の本人確認書類の画像は対象外
  • 対象者への個別メール(件名「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ」、送信元「bookoff@2902.net」)は2026年10月15日(木)から送られ、送信可能と確認できたアドレスへの送信は10月22日(木)に完了。メールが届いていなくても、対象外とは限らない
  • 10月23日のお知らせで、ブックオフ会員サイトに自分が対象かを確かめられるWEB照会機能を追加し、10月22日(木)に本件専用フリーダイヤル 0120-300-663(10:00〜18:30・年中無休)を開設したと公表。対象会員には、ブックオフ公式オンラインストアとブックオフ公式アプリのパスワード変更を依頼。補償の記載はなし
目次

自分は対象?公式発表でわかること早見表

2026年10月13日の第2報で、対象となる会員の範囲・サービスと人数が示され、10月23日には自分が対象かを確かめられるWEB照会機能が追加されました。公式発表が対象者について書いているのは、次の範囲です。

知りたいこと公式発表に書かれていること
対象になる人子会社ブックオフコーポレーション株式会社が提供する「国内のブックオフの会員管理システム」の会員のうち、アプリ会員・オンラインストア会員・Web会員
対象のサービスBOOKOFF SUPER BAZAAR、BOOKOFF PLUS、BOOKOFF、BOOKOFF 公式オンラインストア、あそビバ、BOOKOFF FASHION、BINGO、B・SPORTS、B・STYLE、Rehello by BOOKOFF(店舗)
対象外のサービス「上記とは別システムで管理」として対象範囲外:hugall、aidect、Rehello by BOOKOFF(ECサイト)、Japan TCG Center、ブクログ、青山ブックセンター、ブックオフおかたづけサービス
件数と人数漏えい対象会員データ数「会員番号ベース 6,427,735 件」、漏えい対象者数「6,383,279 人」(内訳:有効会員 6,170,908人、退会会員 212,371人)。件数は「会員情報が外部に送信されたことをシステムの記録で確認した会員番号の件数」、人数は「同一のメールアドレスで登録された複数の会員データを 1 人として集計した」人数
会員カードだけ・会員登録していない人「会員カードのみをご利用で、アプリ登録またはウェブ登録をされていないお客様は対象に含まれません」。よくある質問(2026年10月23日現在)では「会員カードからアプリまたはウェブへ会員情報を引き継いだお客様は、対象となる場合があります」
退会済みの人対象に含まれる(漏えい対象者数の内訳に「退会会員 212,371 人」)
対象者への知らせ方2026年10月15日(木)から登録メールアドレス宛てに順次送信し、「当社において送信可能であることを確認できたメールアドレスへの送信は、10 月 22 日(木)をもって完了いたしました」(10月23日のお知らせ)。件名は「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ」、送信元メールアドレスは「bookoff@2902.net」(よくある質問・2026年10月23日現在)
メールが届かない場合「当社からの個別メールが届いていない場合でも、本件の対象外であることを意味するものではありません」(10月23日のお知らせ)。登録メールアドレスの変更等の理由で個別メールを届けられない会員には「本お知らせをもって個別のご連絡に代えさせていただきます」(第2報)
自分が対象かを調べるページブックオフ会員サイトのWEB照会機能(10月23日のお知らせで追加を公表)。会員登録したメールアドレスとパスワードでログインして確認する。「現在ログイン可能な会員アカウントをお持ちのお客様」が利用でき、退会済み等でログインできない人は本件専用お問い合わせ窓口へ。複数のメールアドレスや会員アカウントがある場合は、それぞれのアカウントで確認
問い合わせ先お問い合わせフォーム(本件専用)、本件専用フリーダイヤル 0120-300-663(営業時間 10:00〜18:30・年中無休、2026年10月22日(木)開設)。第1報・第2報では、お客様窓口電話番号 0570-01-2902(ナビダイヤル)が案内されていた

お知らせの文書は、ブックオフグループホールディングスのIRニュースのほか、ブックオフ公式サイトのお知らせ(第1報「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ」・第2報「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ(第 2 報)」)にも掲載されています。第2報は、ブックオフ公式オンラインストアのトップページのお知らせ欄にも掲載されています。10月16日の訂正も、ブックオフ公式サイトのお知らせ(「(訂正)不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ(第 2 報) の一部訂正について」)に掲載されています。

対象かどうかは、10月23日のお知らせ(PDF)またはブックオフ公式サイトからブックオフ会員サイトに入り、WEB照会機能で確かめられます(公式は「WEB 照会機能をご利用の際は、本お知らせまたはブックオフ公式サイトからブックオフ会員サイトへアクセスしてください」と案内)。ログインできない場合や、アプリやWebで会員登録したか覚えていない場合は、本件専用のブックオフグループホールディングス「不正アクセスによる個人情報の漏えいについて」お問い合わせフォームか、本件専用フリーダイヤル(0120-300-663)で問い合わせられます。第1報・第2報で案内されていたお客様窓口(0570-01-2902)は0570で始まるナビダイヤルで、通話料の仕組みは0570から始まる電話番号(ナビダイヤル)の料金とかけ放題対象外の理由にまとめています。

何が漏れた?公表された項目と件数

第1報(10月9日)は、冒頭で「会員情報が外部に流出したことを確認いたしました」と書く一方、件数と項目は「漏えい可能性のある」会員データ数・情報として示していました。第2報(10月13日)は、件数と人数を「確定内容」として示し、件数は「会員情報が外部に送信されたことをシステムの記録で確認した会員番号の件数」と説明しています。一方、項目は第2報でも「漏えいした可能性のある情報」という見出しで示されているため、この記事でも公式の表現どおりに書き分けています。

項目公式発表の内容
公表日2026年10月9日(第1報)、2026年10月13日(第2報)、2026年10月16日(第2報の一部訂正)、2026年10月23日(WEB照会機能の追加・専用フリーダイヤル開設のお知らせ)(ブックオフグループホールディングス株式会社)
対象のシステム連結子会社ブックオフコーポレーション株式会社が提供する「国内のブックオフの会員管理システム」
不正アクセスの確認2026年10月6日(火)。「ブックオフコーポレーションの会員管理システムへの第三者による不正アクセスを確認」
判明したこと「2026 年 10 月 4 日から同月 6 日にかけて、同システムで管理している会員情報が外部から取得されたことを確認」(第2報)
漏えい対象会員データ数会員番号ベース 6,427,735件(第1報の「最大 約643万件」から確定)
漏えい対象者数6,383,279人(有効会員 6,170,908人、退会会員 212,371人)
漏えいした可能性のある情報アプリ会員・オンラインストア会員・Web会員のいずれかに登録した、氏名、生年月日、性別、職業、ニックネーム、メールアドレス、電話番号、会員情報として登録された郵便番号・住所、パスワードのハッシュ値、ポイントカード番号、会員番号。「職業」「ニックネーム」は10月16日の訂正で、第2報に「記載が漏れていることが判明」したとして追加された(「漏えい対象会員データ数、漏えい対象者数その他の公表内容に変更はありません」)。よくある質問の回答では「すべての会員について、これらすべての情報が漏えいしたものではありません」
含まれていない情報クレジットカード情報等の決済情報、銀行口座情報(「今回対象となった会員管理システムで管理していない」)。商品注文時に会員登録住所とは別に指定した配送先情報、宅配買取時に会員登録住所とは別に指定した集荷先住所も「対象外」
本人確認書類「店頭買取時に入力した住所及び免許証等の本人確認書類の読み取りによる文字情報」は「対象外」。店頭買取の本人確認書類は「画像の保存・保管を行っておりません」。宅配買取の本人確認書類の画像は「別のシステムで管理」しており対象外
公開・悪用の状況「漏えいした会員情報が外部に公開された事実、ポイントが不正に利用された事実、または実在するお客様の会員情報が書き換えられた事実は確認されておりません」(第2報)。「新たな会員情報の不正取得は確認されておりません」

6,427,735件と6,383,279人の違い(第1報の「最大 約643万件」から確定)

第1報(10月9日)は「最大 約643万件」と公表し、「漏洩した可能性のある会員番号の件数であり、対象となる方の実際の人数ではありません」と注記していました。第2報(10月13日)では、件数と人数が分けて示されました。漏えい対象会員データ数(会員番号ベース 6,427,735件)は「会員情報が外部に送信されたことをシステムの記録で確認した会員番号の件数」、漏えい対象者数(6,383,279人)は「同一のメールアドレスで登録された複数の会員データを 1 人として集計した、本件の影響を受ける人数」です。人数の内訳は有効会員 6,170,908人、退会会員 212,371人で、退会した人も対象に含まれています。

免許証など本人確認書類は漏れた?

「免許証は大丈夫?」と気にする方が多いため、公式の記載をそのまま紹介します。本件専用の問い合わせページには、2026年10月24日に確認した時点で次のQ&Aが載っています。

Q:本人確認書類に関する情報は漏えい対象ですか?
A:店頭買取時にご提示いただいた本人確認書類の読み取りによる文字情報、および宅配買取時にご提出いただいた本人確認書類の画像は、今回対象となった会員管理システムで管理していないため、本件による漏えい対象には含まれておりません。

ブックオフグループホールディングス「不正アクセスによる個人情報の漏えいについて」よくお寄せいただくご質問

このQ&Aが答えているのは、店頭買取で読み取った文字情報と、宅配買取で提出した画像の両方です。第1報の時点では、店頭買取で読み取った免許証の文字列の扱いは書かれていませんでしたが、第2報では「店頭買取時に入力した住所及び免許証等の本人確認書類の読み取りによる文字情報」が漏えいの「対象外」と明記されました。店頭買取の本人確認書類について、第2報は「画像の保存・保管を行っておりません」としています。

漏れた項目ごとに起こりうる二次被害

第1報は「本件により取得された可能性のある情報が悪用された場合、当社グループや関係先を装ったメール、SMS、電話等が送信される可能性があります」としています。項目ごとに整理すると次のとおりです(「公式」と書いたもの以外は一般的な注意点です)。

漏えい可能性のある項目起こりうること注意すること
電話番号ブックオフや関係先を装った不審な電話・SMS(公式)心当たりのない番号には出ない・折り返さない。SMSのリンクは開かない
メールアドレスブックオフや関係先を装ったメール(公式)。偽サイトへ誘導するフィッシングメールURLや添付ファイルは開かず、個人情報や認証情報を入力しない(公式)
氏名・生年月日・性別・職業・ニックネーム・住所名前や住所、ニックネームを書いて本物らしく見せる連絡名前や住所が合っていても本物とは限らないと考える
パスワードのハッシュ値第2報は「パスワードを一定の方式で変換した情報であり、そのままでは元のパスワードを読み取ることはできません」と説明対象会員は、ブックオフ公式オンラインストアとブックオフ公式アプリのパスワードの変更を依頼されている。同一または類似のパスワードをほかのサービスでも使っている場合は、そちらも変更(公式)
ポイントカード番号・会員番号番号を書いて「会員様へのお知らせ」を装う連絡身に覚えのない利用があれば窓口へ連絡(公式)

電話番号が漏れた場合:知らない番号の着信に注意

公式は「当社グループや関係先を装った不審なメール、SMS、電話にご注意ください」と案内しています。知らない番号からの着信は、出る前に番号の形を確かめると落ち着いて判断できます。番号の桁数から国内・海外を見分ける方法は電話番号の桁数一覧(10桁・11桁・12桁・13桁の見分け方)、検索しても出てこない番号の調べ方は迷惑電話番号の検索・調べ方にまとめています。

うっかり出てしまった・折り返してしまった場合の対処は国際電話に出てしまったときの対処法、海外からの着信を止めたい場合は国際電話の着信拒否と国際電話不取扱受付センターの申し込み手順、番号を出さない着信が続く場合は非通知着信の理由と拒否設定を参考にしてください。

メールアドレスが漏れた場合:通知メールを装った連絡に注意

対象者への個別メールは2026年10月15日(木)から登録メールアドレス宛てに順次送られ、送信可能と確認できたメールアドレスへの送信は10月22日(木)に完了しました(10月23日のお知らせ)。よくある質問(2026年10月23日現在)では、件名は「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ」、送信元メールアドレスは「bookoff@2902.net」と公表されています。第2報は「当社からお送りするご案内メールに、パスワード変更画面へ誘導するリンクを掲載することはありません」「当社からお送りする個別連絡において、パスワード、クレジットカード情報、銀行口座情報等の入力や返信をお願いすることはありません」としています。同じ件名・送信元に見えるメールでも、パスワード変更画面へのリンクがあったり、パスワード・カード情報・口座情報の入力や返信を求めたりする内容は、公式の案内と異なります。パスワードの変更は、メールのリンクではなく、ブックオフの公式サイトや公式アプリを自分で開いて手続きできます(第2報も「公式アプリまたは公式サイトへ直接アクセスし、お手続きください」と案内)。

警察庁も、メールに記載されたリンクは偽装できるとしたうえで、「電子メールやSMS内のリンクを安易にクリックせず、あらかじめ公式サイトを「お気に入り」や「ブックマーク」に登録しておいたり、公式アプリを活用するなどして正しいサイトに接続するようにしてください」と案内しています(警察庁「フィッシング対策」)。

今やること(公式の案内と一般的な対策)

公式が案内していること(順番に)

第2報の「会員の皆様へのお願い」に書かれているのは、次の5点です(2〜5は第1報と同じ趣旨)。

  1. 対象会員はパスワードを変更する:「BOOKOFF 公式オンラインストア及びブックオフ公式アプリでご利用のパスワードの変更をお願いいたします」。同一または類似のパスワードをほかのサービスでも使っている場合は、そちらも異なるパスワードに変更。手続きはメールのリンクからではなく、公式アプリまたは公式サイトへ直接アクセスして行う
  2. 不審なメール・SMS・電話に注意する:「当社グループや関係先を装った不審なメール、SMS、電話にご注意ください」
  3. 身に覚えのない連絡のURL・添付ファイルを開かない:「個人情報や認証情報を入力しないでください」
  4. パスワードや認証コードを聞かれても答えない:「当社グループから、メール、SMS、電話等により、パスワード、認証コード、クレジットカード情報、銀行口座情報等をお尋ねすることはありません」
  5. 不審な連絡や身に覚えのない利用があれば窓口へ連絡する:お問い合わせフォーム、または電話。電話は10月22日(木)に本件専用フリーダイヤル 0120-300-663(10:00〜18:30・年中無休)が開設された(第2報の時点では、お客様窓口 0570-01-2902 を案内)。メールやSMSに書かれた番号ではなく、公式発表で番号を確かめてからかける

なお、2026年10月9日の第1報にはパスワードの変更を求める案内はありませんでしたが、10月13日の第2報で、対象会員にパスワードの変更が依頼されました。公式は案内メールにパスワード変更画面へのリンクを載せないと説明しているため、リンク付きの「パスワード変更のお願い」のようなメールには注意してください。

自分が対象かどうかは、10月23日のお知らせで追加されたWEB照会機能で確かめられます。公式の案内では、ブックオフ会員サイトに会員登録したメールアドレスとパスワードでログインして確認し、「WEB 照会機能をご利用の際は、本お知らせまたはブックオフ公式サイトからブックオフ会員サイトへアクセスしてください」としています。退会済み等でログインできない人は本件専用お問い合わせ窓口へ、複数のメールアドレスや会員アカウントを登録している人はそれぞれのアカウントで確認するよう案内されています。個別メールが届いていない場合について、公式は「本件の対象外であることを意味するものではありません」としています。

一般的な対策(公式の案内ではないもの)

以下は公式発表の案内ではなく、パスワードのハッシュ値やメールアドレスが漏れた可能性がある場合に一般的に取られる対策です。

  • 使い回し先を洗い出す:第2報は、同一または類似のパスワードをほかのサービスでも使っている場合の変更も求めています。メール・通販・SNSなど、同じパスワードを使っているサービスを書き出しておくと、変更漏れを防げます
  • 二段階認証を設定する:使い回し先で二段階認証(ワンタイムコードなど)が使える場合は設定しておく
  • カードや口座の明細を確認する:今回、決済情報は含まれていないとされていますが、フィッシングで別のサービスのカード情報を入力してしまうと被害につながります。身に覚えのない請求があればカード会社・金融機関に連絡する
  • 「補償」「返金」を名乗る連絡に応じない:公式発表には補償の手続きの案内はありません(次の章を参照)

パスワード流出への備え方はパスワード流出の真相と安全対策でも解説しています。

補償・お詫びはある?

2026年10月9日の第1報と10月13日の第2報には、お詫びの文言があります(第2報は「お客様をはじめ、関係者の皆様には多大なご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、改めて深くお詫び申し上げます」)。一方で、補償・お詫び金・ポイント付与などの記載はありません(10月16日の訂正、10月23日のお知らせとよくある質問にも記載なし・2026年10月24日確認)。訴訟や賠償についての記載もありません。

「お詫びのポイントを付与します」「補償の手続きをしてください」といった連絡が届いても、本文のリンクから口座番号やカード情報を入力しないでください。公式発表は、同社グループからパスワード・認証コード・クレジットカード情報・銀行口座情報等を尋ねることはないとしています。今後、補償などの発表があれば、ブックオフグループホールディングスやブックオフ公式サイトのお知らせで確かめられます。

個人情報の取り扱いに関する事業者への苦情や、個人情報保護法の制度についての質問は、個人情報保護委員会「個人情報保護法相談ダイヤル」(03-6457-9849・9:30〜17:30、土日祝日と年末年始を除く)でも受け付けています。

経緯・原因と公表の履歴

原因について、第2報は「当社の連結子会社であるブックオフコーポレーション株式会社(以下「ブックオフコーポレーション」といいます。)が提供する国内のブックオフの会員管理システムに対し、第三者による不正アクセスが行われ」たと書いています。侵入の手口や経路については「具体的なシステム構成、脆弱性、攻撃手法の詳細については、今後の不正アクセスを誘発するおそれがあるため、公表を差し控えます」としています(この記事でも推測は加えていません)。同社の対応として、次のことが書かれています。

  • 不正アクセスの確認後、「攻撃元からの通信を遮断し、脆弱性を是正し、対象システムへの外部からのアクセスを遮断する措置」を講じた
  • 「現時点で判明している不正取得の経路は封じ込めを完了しており、引き続き監視を続けております」(第1報)。第2報では「新たな会員情報の不正取得は確認されておりません」とし、店舗・公式オンラインストア・アプリなどの各サービスは「通常どおりご利用いただけます」としている
  • 外部専門家の協力を得て原因調査を進めるとともに、グループの全システム及び全環境を対象とした緊急総点検を実施し、追加の安全対策と恒久的な再発防止策を進める(第2報)
  • 個人情報保護委員会への報告を行うとともに、「警察へ相談し、捜査への協力に向けた対応を進めております」(第2報)
日付公表・出来事
2026年10月4日〜6日会員管理システムで管理している会員情報が外部から取得された期間(10月13日の第2報で公表)
2026年10月6日(火)子会社ブックオフコーポレーションの会員管理システムへの第三者による不正アクセスを確認(10月9日の第1報で公表)
2026年10月9日第1報「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ」を適時開示・ブックオフグループホールディングスのIRニュース・ブックオフ公式サイト・ブックオフ公式オンラインストアで公表。最大 約643万件・漏えい可能性のある情報・問い合わせ窓口を公表
2026年10月13日第2報「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ(第2報)」を適時開示・IRニュース・ブックオフ公式サイト・ブックオフ公式オンラインストアで公表。子会社名、対象サービス、漏えい対象会員データ数 6,427,735件・対象者数 6,383,279人(退会会員 212,371人を含む)、対象外の情報、パスワード変更のお願い、10月15日からの個別メールを公表。あわせて「よくお寄せいただくご質問と回答」(PDF・2026年10月13日現在)を公表
2026年10月15日(木)対象会員への個別メールの送信開始(10月23日のお知らせで「2026 年 10 月 15 日(木)から順次個別メールを送信してまいりました」)
2026年10月16日「(訂正)「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ(第 2 報)」の 一部訂正について」を適時開示・IRニュース・ブックオフ公式サイトで公表。漏えいした可能性のある情報に「職業」「ニックネーム」を追加(件数・人数その他の公表内容に変更なし)
2026年10月22日(木)送信可能と確認できたメールアドレスへの個別メールの送信が完了。本件専用フリーダイヤル 0120-300-663(10:00〜18:30・年中無休)を開設(いずれも10月23日のお知らせで公表)
2026年10月23日「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するWEB照会機能の追加および専用フリーダイヤル開設のお知らせ」を公表(ブックオフグループホールディングスのNews)。ブックオフ会員サイトにWEB照会機能を追加。「よくお寄せいただくご質問と回答」を2026年10月23日現在の内容に更新(送信元メールアドレス・会員カードから引き継いだ人の扱いなど)

2026年10月13日の第2報のあと、10月16日に第2報の一部訂正、10月23日にWEB照会機能の追加と専用フリーダイヤル開設のお知らせが出ました。2026年10月24日に確認した時点で、これより新しい本件のお知らせは掲載されていません。よくある質問は「今後の調査により新たに公表すべき事実が判明した場合には、内容を更新いたします」としています。

ほかの事案(同じ時期に公表された情報漏えい)

同じ10月に公表された情報漏えいのうち、電話番号が含まれる事案は、焼肉きんぐアプリの情報漏えい(漏れた4項目と今やること)とskyticketの情報漏えい(漏れた項目と今やること)でも、公式発表をもとに整理しています。

よくある質問

ブックオフの情報漏えいで、免許証の情報も漏れましたか?

A. 第2報では、店頭買取時に入力した住所及び免許証等の本人確認書類の読み取りによる文字情報は、漏えいの対象外とされています。店頭買取では本人確認書類の画像の保存・保管を行っておらず、宅配買取で提出した本人確認書類の画像は今回の会員管理システムとは別のシステムで管理しているため対象外と説明されています。銀行口座情報も対象外です。

自分が対象かどうか確認する方法はありますか?通知は来ますか?

A. あります。2026年10月23日のお知らせで、ブックオフ会員サイトに、自分が対象かどうかを確かめられるWEB照会機能が追加されました。会員登録したメールアドレスとパスワードでログインして確認します。退会済み等でログインできない人は、本件専用のお問い合わせフォームか専用フリーダイヤル(0120-300-663、10:00〜18:30・年中無休)に問い合わせるよう案内されています。対象はアプリ会員・オンラインストア会員・Web会員で、会員カードのみを利用しアプリ登録やウェブ登録をしていない人は対象に含まれません(会員カードからアプリまたはウェブへ会員情報を引き継いだ人は対象となる場合があります)。退会した会員も対象に含まれます(退会会員 212,371人)。対象の会員への個別メール(件名「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ」、送信元「bookoff@2902.net」)は10月15日(木)から送られ、送信可能と確認できたアドレスへの送信は10月22日(木)に完了しました。メールが届いていなくても、対象外とは限りません。

643万人分の情報が漏れたのですか?

A. 第1報の「最大 約643万件」は会員番号の件数で、人数ではありませんでした。第2報で示された数は、漏えい対象会員データ数が会員番号ベース 6,427,735件、漏えい対象者数が6,383,279人(有効会員 6,170,908人、退会会員 212,371人)です。人数は、同一のメールアドレスで登録された複数の会員データを1人として集計したものです。なお、よくある質問の回答では、すべての会員について、これらすべての情報が漏えいしたものではないとされています。

クレジットカード番号は漏れましたか?

A. 第2報は、クレジットカード情報等の決済情報と銀行口座情報は、今回対象となった会員管理システムで管理していないため漏えい対象に含まれていないと説明しています。同社グループから、メール・SMS・電話等でパスワード、クレジットカード情報、銀行口座情報等を尋ねることはないともしています。

パスワードは変更したほうがいいですか?

A. 第2報で、対象となる会員に、ブックオフ公式オンラインストアとブックオフ公式アプリで使っているパスワードの変更が依頼されました。同一または類似のパスワードをほかのサービスでも使っている場合は、そちらも異なるパスワードへの変更が求められています。同社の案内メールにパスワード変更画面へのリンクは掲載されないため、公式アプリまたは公式サイトに直接アクセスして手続きしてください。

補償やお詫びのポイントはありますか?

A. 2026年10月23日のお知らせとよくある質問(2026年10月23日現在)の時点で、補償・お詫び金・ポイント付与・訴訟についての記載はありません(2026年10月24日確認)。補償を名目にパスワードやカード情報、口座情報を求める連絡には応じないでください。

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まとめ

  • ブックオフグループホールディングスは2026年10月9日(第1報)と10月13日(第2報)に、子会社ブックオフコーポレーションの会員管理システムへの不正アクセス(10月6日確認)で、会員情報が外部に漏えいしたことを確認したと公表した
  • 第2報で、漏えい対象は会員番号ベース 6,427,735件・6,383,279人(退会会員 212,371人を含む)と示された。対象はアプリ会員・オンラインストア会員・Web会員で、会員カードのみの人は対象外。漏えいした可能性のある情報は氏名・生年月日・性別・職業・ニックネーム・メールアドレス・電話番号・郵便番号・住所・パスワードのハッシュ値・ポイントカード番号・会員番号(職業・ニックネームは10月16日の訂正で追加)で、決済情報・銀行口座情報は含まれない
  • 店頭買取で読み取った免許証等の文字情報と、宅配買取の本人確認書類の画像は対象外
  • 対象者への個別メール(件名「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ」、送信元「bookoff@2902.net」)は2026年10月15日(木)から送られ、送信可能なアドレスへの送信は10月22日(木)に完了。届いていなくても対象外とは限らない
  • 10月23日のお知らせで、ブックオフ会員サイトに自分が対象かを確かめられるWEB照会機能を追加し、10月22日(木)に本件専用フリーダイヤル 0120-300-663(10:00〜18:30・年中無休)を開設したと公表
  • 公式の案内は、対象会員のパスワード変更(ブックオフ公式オンラインストア・ブックオフ公式アプリと、使い回し先)、不審なメール・SMS・電話への注意、リンクや添付を開かずパスワード等を答えないこと。案内メールにパスワード変更画面へのリンクは載せないとしている。補償の記載はない

この記事は、2026年10月23日のお知らせ(WEB照会機能の追加・専用フリーダイヤル開設)までの情報(2026年10月24日確認)で書いています。続報が出た場合は公式のお知らせを優先してください。

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