エックスサーバーの情報漏えい、自分は対象?漏れた項目と窓口【10月29日発表】

エックスサーバーの情報漏えい、自分は対象?漏れた項目と窓口【10月29日発表】

「エックスサーバーから情報漏えいのお知らせが出たけれど、自分は対象?」「サーバーやサイトのデータは大丈夫?」「パスワードは変えるべき?」と気になっている方に向けて、公式発表に書かれていることだけを整理しました。内容は、エックスサーバーが2026年10月23日に公表し、10月29日20時30分に追記した「【重要】委託先メール配信サービス「ブラストメール」における個人情報の漏洩に関するお詫びとお知らせ」の原文を、2026年10月30日に確認したものです。公式発表に書かれていないことは「公式発表に記載なし」と明記しています。

【結論】エックスサーバーは2026年10月23日、ニュース・キャンペーン情報の配信に使っていた外部のメール配信サービス「ブラストメール」(株式会社ラクスライトクラウド提供)への第三者による不正アクセスで、同社が登録していたお客様の個人情報が外部に漏洩したと公表しました。10月29日20時30分の追記で、漏洩件数はメールアドレス459,679件と公表されています。

  • メールアドレスに付随して、氏名・氏名フリガナ(380,384件)、会社名・会社名フリガナ(115,702件)、利用サービス名(316,453件)、XServerアカウントの登録日(431,076件)、個人・法人の区分(431,076件)、ニュース・キャンペーン情報の配信希望状況(429,382件)、XServerアカウントID(692件)も漏洩。項目は人によって異なります
  • 対象は、サービスの現在・過去の利用者のうちニュース・キャンペーン情報の配信を希望し「ブラストメール」に登録されていた人で、利用者全員ではありません。ログインパスワード・住所・電話番号・クレジットカード情報などの決済情報は漏洩対象に含まれません
  • エックスサーバーのサーバーや管理画面への不正アクセスではないとしています。漏洩した項目は対象者へメールで個別に案内するとしており、同社をかたる不審なメールに注意するよう呼びかけています
目次

自分は対象?公式発表でわかること早見表

エックスサーバーのお知らせは、10月23日の初回公表で「メールアドレス(漏洩を確認)」「氏名(漏洩した可能性あり)」「会社名(漏洩した可能性あり)」と書き分けていました。10月29日20時30分の追記では、サービス提供元から詳細情報を受け取ったとして、件数と項目を「漏洩しております」と書いています。対象者と利用者への案内について書かれているのは次の範囲です。

知りたいこと公式発表に書かれていること
漏洩した経路外部メール配信サービス「ブラストメール」(株式会社ラクスライトクラウド提供)への第三者による不正アクセス。サービス提供元から「メール配信先リスト(読者データ)の全件が漏洩した」との報告を受けた
対象になる人サービスを「現在ご利用中、または過去にご利用いただいたお客様のうち、ニュース・キャンペーン情報の配信を希望され、弊社が「ブラストメール」に情報を登録していた方」
対象にならない人「弊社サービスをご利用いただいたすべてのお客様が対象となるものではありません」。配信を希望していなかった人の扱いについて、これ以上の説明は公式発表に記載なし
解約・退会した人対象の説明に「過去にご利用いただいたお客様」が含まれています
漏洩件数メールアドレス:459,679件(メール配信先として登録されていたメールアドレスの件数)
対象者への連絡「お客様ごとの漏洩した情報は、メールにて個別にご案内いたします」。送信を始めた日や完了の見込みは公式発表に記載なし
自分が対象かを調べる方法照会ページの案内は公式発表に記載なし
サーバー・サイトのデータ「弊社サービスのサーバーや管理画面への不正アクセスによって発生したものではありません」
ログインパスワード・決済情報ログインパスワード、住所、電話番号、クレジットカード情報などの決済情報は「ブラストメール」に登録しておらず、漏洩対象に含まれない
二次被害「弊社や弊社サービスを装った不審なメールなどが送信される可能性がございます」。二次被害が確認されたかどうかは公式発表に記載なし
問い合わせ先本件専用の窓口は公式発表に記載なし。サイトの「お問い合わせ」から通常のサポート窓口を利用できます(下の表)

お知らせの原文はエックスサーバー「【重要】委託先メール配信サービス「ブラストメール」における個人情報の漏洩に関するお詫びとお知らせ(2026年10月29日 更新)」に掲載されています。同じ題名のお知らせはエックスサーバーグループのニュースにも2026年10月23日付で載っていますが、2026年10月30日に確認した時点で、こちらには10月29日の追記がまだ反映されていません。件数と項目は、追記のあるエックスサーバーのニュースページで確かめてください。

メール配信を希望していた人が対象

今回漏洩したのは、エックスサーバーがニュースやキャンペーン情報を送るために「ブラストメール」へ登録していたメール配信先リストです。サービスを使っていても、ニュース・キャンペーン情報の配信を希望していなかった人は、このリストに含まれていない可能性があります。ただし、配信希望の設定をいつ変えた場合にどう扱われるかは公式発表に書かれていません。自分が対象かどうかは、エックスサーバーから届く個別のメールで案内されることになります。

問い合わせ窓口

窓口連絡先受付時間
エックスサーバー サポート(電話)ニュースページ下部「お電話でのお問い合わせ」(ご契約中のお客様/新規ご契約に関する相談窓口)平日 10:00〜18:00
エックスサーバー サポート(メール・チャット)お問い合わせの前に(サポート)からメールフォーム・チャットへメール:24時間365日受付/チャット:平日10:00〜18:00

本件のお知らせには、専用の相談窓口や電話番号は書かれていません。また、エックスサーバーは2026年10月26日付の「サポート窓口へのお問い合わせ集中に伴う回答遅延について」で、PHPの脆弱性に関する報道や公式サイト・管理画面等の一時停止に伴い問い合わせが増えており、「お電話およびチャットサポートがつながりにくい状況となっております」としています。同じ内容の問い合わせを重ねて送ると「かえってご回答が遅れる場合がございます」とも書いています。

何が漏洩した?公表された項目と件数

10月29日20時30分の追記に書かれている内容は次のとおりです。メールアドレスの件数は「メール配信先として登録されていたメールアドレスの件数」で、その他の項目は「漏洩したメールアドレスに付随して」漏洩した情報です。

項目件数(公式発表)
メールアドレス459,679件(メール配信先として登録されていたメールアドレスの件数)
XServerアカウントID692件
氏名・氏名フリガナ380,384件
会社名・会社名フリガナ115,702件
利用サービス名316,453件
XServerアカウントの登録日431,076件
個人・法人の区分431,076件
ニュース・キャンペーン情報の配信希望状況429,382件

付随する情報について、エックスサーバーは「漏洩した情報はお客様によって異なり、以下のすべてが該当するとは限りません」としています。漏洩していない情報としては、ログインパスワード、住所、電話番号、クレジットカード情報などの決済情報を挙げ、これらは「「ブラストメール」に登録しておらず、今回の漏洩対象には含まれません」と説明しています。

10月23日の初回公表からの変化

項目10月23日(初回)10月29日20時30分(追記)
メールアドレス漏洩を確認459,679件の漏洩
氏名漏洩した可能性あり氏名・氏名フリガナ 380,384件が漏洩
会社名漏洩した可能性あり会社名・会社名フリガナ 115,702件が漏洩
そのほかの項目確認中XServerアカウントID、利用サービス名、XServerアカウントの登録日、個人・法人の区分、配信希望状況が漏洩
対象人数確認中メールアドレス459,679件

漏洩した項目ごとに気をつけたいこと

メールアドレス・氏名:エックスサーバーを装ったメールに注意

エックスサーバーは「今回の情報漏洩に伴い、弊社や弊社サービスを装った不審なメールなどが送信される可能性がございます」として、不審なメールを受け取った場合は次のことを行わないよう呼びかけています。

  • 記載されたURLへのアクセス
  • 添付ファイルの開封
  • 個人情報・パスワードの入力

今回は、メールアドレスに加えて氏名や会社名、利用サービス名、アカウントの登録日なども漏洩した人がいます。こうした情報がそろっていると、宛名や契約中のサービス名が正しく書かれたメールが届くことも考えられるため、「名前やサービス名が合っているから本物」とは判断しにくくなります。エックスサーバーからの本物の個別案内もメールで届く予定なので、メールの中のリンクから管理画面にログインするのではなく、ブックマークや検索で開いた公式サイトから確かめると、偽物と見分けやすくなります。

XServerアカウントID・利用サービス名:ログイン画面を装う誘導に注意

XServerアカウントIDは692件と少数ですが、漏洩しています。パスワードは漏洩対象に含まれないとされていますが、アカウントIDや利用サービス名を書いたうえで「更新手続き」「支払い」などを理由にログインを求めるメールが届く可能性はあります。ログインは公式サイトから行い、メールに書かれたページでIDとパスワードを入力しないことが基本です。同じパスワードをほかのサービスでも使っている場合の考え方はパスワード流出への今すぐできる安全対策で整理しています。

電話番号・住所は漏洩対象外

電話番号と住所は「ブラストメール」に登録しておらず、今回の漏洩対象に含まれないとされています。それでもエックスサーバーを名乗る電話がかかってきて不安な場合は、相手が名乗った番号ではなく公式サイトに載っている窓口で確かめてください。知らない番号の調べ方は迷惑電話番号の検索・調べ方(総務省の公開情報で確認する手順)にまとめています。

今やること(公式の案内と一般的な対策)

公式が案内していること

  1. エックスサーバーや同社サービスを装った不審なメールに注意する:記載されたURLへのアクセスや添付ファイルの開封、個人情報・パスワードの入力をしない
  2. 個別のメールで自分の漏洩項目を確かめる:「お客様ごとの漏洩した情報は、メールにて個別にご案内いたします」としています
  3. 続報はニュースページで確かめる:「新たにお知らせすべき内容が判明した場合は、本ニュースページにて随時ご案内いたします」としています

パスワードの変更やクレジットカードの停止については、公式発表に呼びかけはありません。ログインパスワードと決済情報は漏洩対象に含まれないとされています。

一般的な対策(公式の案内ではないもの)

次の内容は今回の公式発表に書かれている案内ではなく、メールアドレスや氏名の漏えいが公表されたときに一般的に行われている対策です。

  • メールやSMSのリンクからログインせず、公式サイトや公式アプリから確かめる。警察庁は「電子メールやSMS内のリンクを安易にクリックせず、あらかじめ公式サイトを「お気に入り」や「ブックマーク」に登録しておいたり、公式アプリを活用するなどして正しいサイトに接続するようにしてください」としています(警察庁「フィッシング対策」)
  • エックスサーバーのログインに使うパスワードを、ほかのサービスと同じものにしていないか見直す。漏洩対象ではありませんが、メールアドレスやアカウントIDが知られている状態では、使い回しをしていないことが守りになります
  • 管理画面やメールアカウントで、二段階認証などの追加の認証を使えるなら設定しておく
  • 個人情報の取り扱いについて相談したい場合は、個人情報保護委員会「個人情報保護法相談ダイヤル」(03-6457-9849・9:30~17:30、土日祝日及び年末年始を除く)も使えます

補償・お詫びはある?

補償や見舞金、返金について、エックスサーバーのお知らせには記載がありません(2026年10月30日確認)。お知らせでは「お客様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます」とし、10月29日の追記でも「改めて深くお詫び申し上げます」としています。

経緯・原因と公表の履歴

エックスサーバーのお知らせによると、原因は外部メール配信サービス「ブラストメール」における「第三者による不正アクセス」です。エックスサーバーは、発覚後に「ブラストメール」と自社システムとのデータ連携を停止し、今後は「ブラストメール」の利用を終了して「自社開発のメール配信システムへの移行を進めてまいります」としています。また、情報管理体制や委託先の管理方法を見直すとしています。

ブラストメールの提供元の親会社である株式会社ラクスは、「【第2報】当社子会社が提供する「ブラストメール」における不正アクセスによる情報漏えいおよびサービス停止について」(2026年10月21日)で、外部の第三者が株式会社ラクスライトクラウドの「API用サーバー2台に侵入してコマンドを実行し」、販売管理システムとサービスのデータベースに接続してデータを持ち出したと公表しています。侵入経路の詳細は調査中としています。株式会社ラクスライトクラウドの「【重要】ブラストメールの緊急停止および個人情報漏えいに関するお詫びとご報告」(2026年10月29日12時00分更新)では、契約者情報以外の情報漏えいが確認された契約件数を345件としています。

日付公表・出来事
2026年10月20日(火)21:52ブラストメールのシステム監視でアラートを検知し、初動対応を開始(株式会社ラクスライトクラウド発表)
2026年10月21日(水)0:30〜ブラストメールのサービスを停止(同)
2026年10月21日(水)株式会社ラクスが第2報で、外部の第三者による不正アクセスとデータの持ち出しを公表
2026年10月23日エックスサーバーが公表。メールアドレスの漏洩を確認、氏名・会社名は漏洩した可能性あり
2026年10月29日 20:30エックスサーバーが追記。漏洩件数(メールアドレス459,679件)と付随して漏洩した項目・件数を公表

10月21日の公式サイト・管理画面の一時停止とは別の件

エックスサーバーは2026年10月21日に、PHPの脆弱性への予防的な安全対策として公式サイト・管理画面等を一時停止しています。この件について同社は「予防的な安全対策に伴う公式サイト・管理画面等の一時停止のお知らせ」で「本対応は弊社サービスに対する不正アクセスの発生に伴うものではございません」としており、ブラストメールの件とは別のお知らせとして出されています。

ほかの事案(ブラストメール経由で公表された情報漏えい)

同じ「ブラストメール」への不正アクセスに関連して、ほかの企業も公表しています。eポイントモールの情報漏えい可能性、ヌーラボのメールアドレス流出の可能性、ピッコマの情報漏えい(流出項目と今やること)でも、公式発表をもとに整理しています。そのほかの事案は2026年 国内の情報漏えい・サイバー攻撃 一覧で確認できます。

よくある質問

エックスサーバーの情報漏えいで、自分が対象か確認する方法はありますか?

A. 公式発表には、自分が対象かどうかを調べるページの案内はありません(2026年10月30日確認)。対象は、エックスサーバーのサービスを現在または過去に利用した人のうち、ニュース・キャンペーン情報の配信を希望し、同社が「ブラストメール」に情報を登録していた人で、利用者全員ではありません。エックスサーバーは、お客様ごとの漏洩した情報をメールで個別に案内するとしています。

エックスサーバーのサーバーや管理画面から情報が漏れたのですか?

A. いいえ。エックスサーバーは、本件は外部メール配信サービスへの不正アクセスによるもので「弊社サービスのサーバーや管理画面への不正アクセスによって発生したものではありません」としています。また「弊社システムへの不正アクセスは確認されておりません」とも書いています。

エックスサーバーのパスワードは変更したほうがいいですか?

A. 公式発表では、ログインパスワードは「ブラストメール」に登録しておらず、今回の漏洩対象には含まれないとしています。パスワード変更の呼びかけは公式発表に記載がありません。ただし、同社や同社サービスを装った不審なメールが送られる可能性があるとして、メールに書かれたURLへのアクセスや添付ファイルの開封、個人情報・パスワードの入力をしないよう呼びかけています。

漏れた項目は全員同じですか?

A. 同じではありません。2026年10月29日20時30分の追記で、漏洩したメールアドレスは459,679件で、それに付随して氏名・氏名フリガナ(380,384件)、会社名・会社名フリガナ(115,702件)、XServerアカウントID(692件)なども漏洩したと公表されましたが、「漏洩した情報はお客様によって異なり、以下のすべてが該当するとは限りません」としています。一人ひとりの漏洩項目はメールで個別に案内するとしています。

エックスサーバーの情報漏えいで補償やお詫びはありますか?

A. 補償や見舞金について、公式発表には記載がありません(2026年10月30日確認)。エックスサーバーはお知らせの中で「改めて深くお詫び申し上げます」と謝罪しています。

まとめ

  • エックスサーバーは2026年10月23日、外部メール配信サービス「ブラストメール」(株式会社ラクスライトクラウド提供)への第三者による不正アクセスで、同サービスに登録していたお客様の個人情報が漏洩したと公表。10月29日20時30分の追記で、メールアドレス459,679件の漏洩を公表
  • 付随して氏名・氏名フリガナ、会社名・会社名フリガナ、利用サービス名、XServerアカウントの登録日、個人・法人の区分、配信希望状況、XServerアカウントIDも漏洩(項目は人によって異なる)。ログインパスワード・住所・電話番号・決済情報は対象外
  • 対象はニュース・キャンペーン情報の配信を希望し「ブラストメール」に登録されていた現在・過去の利用者で、利用者全員ではない。エックスサーバーのサーバーや管理画面への不正アクセスではない
  • 漏洩した項目は対象者にメールで個別に案内。同社を装う不審なメールのURL・添付ファイル・入力に注意。補償の記載はなく、本件専用の窓口の記載もない

この記事は、2026年10月29日20時30分のエックスサーバーの追記までの情報(2026年10月30日確認)で書いています。ブラストメール側の調査は続いており、続報で内容が変わる可能性があるため、続報が出た場合は公式のお知らせを優先してください。

出典

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次