「ロードサービスを使ったことがあるけれど、自分の情報も含まれている?」「自分が入っている保険会社などのロードサービスは対象?」「口座の情報まで漏れたって本当?」と気になっている方に向けて、公式発表に書かれていることだけを整理しました。内容は、株式会社プレステージ・インターナショナルが2026年11月2日に公表した「当社グループの業務システムへの不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお知らせとお詫び」の原文(同社サイトと東京証券取引所の適時開示に掲載されたPDF)を、2026年11月3日に確認したものです。公式発表に書かれていないことは「公式発表に記載なし」と明記しています。
【結論】プレステージ・インターナショナルは2026年11月2日、グループの業務システムが第三者による不正アクセスを受け、グループ会社の株式会社プレステージ・コアソリューションが取引先企業から受託している業務に関するお客様の個人情報が外部に持ち出されたことを確認したと公表しました。
- 対象はロードサービス等の受付・手配業務に使う業務システムで、件数は最大約550万件(重複を含む最大値。重複を除いた人数は精査中)です
- 項目は氏名・住所・電話番号・メールアドレス・車両に関する情報(登録番号、車台番号等)・事故・故障の受付に関する情報・金融機関の口座に関する情報(一部)。クレジットカード情報の漏えいは現時点で確認されていないとしています
- どの取引先企業(保険会社など)のロードサービスが対象かは、公式発表に書かれていません(2026年11月3日確認)。対象となるお客様への案内は「お取引先企業と協議のうえ、適切に対応」するとしています
📋 2026年 国内の情報漏えい・サイバー攻撃 一覧(毎日更新)
公式発表のあった事案を408件掲載。自分が対象かどうかは、各事案の「自分は対象?」の記事で確認できます。
直近の公表:
自分は対象?公式発表でわかること早見表
お知らせは、お客様の個人情報が「外部に持ち出されたことを確認いたしました」としています。「可能性」ではなく、持ち出しを確認したという公表です。一方で件数は「最大」の値で、重複を除いた人数はまだ精査中です。対象者と問い合わせについて書かれているのは次の範囲です。
| 知りたいこと | 公式発表に書かれていること |
|---|---|
| 対象になる人 | プレステージ・コアソリューション(PCS)がお取引先企業から受託しているロードサービスを利用したお客様 |
| どの会社のロードサービスが対象か | 公式発表に記載なし。お取引先企業の社名・業種の一覧は公表されていない(2026年11月3日確認) |
| 件数 | 最大約550万件。「件数は、重複を含む最大値です。重複を除いた人数は精査中です」 |
| 対象者への連絡 | 「対象となるお客様へのご案内については、お取引先企業と協議のうえ、適切に対応してまいります」。連絡の方法・時期・連絡元は記載なし |
| 自分が対象かを調べる方法 | 照会ページの案内は公式発表に記載なし |
| クレジットカード情報 | 「現時点で、クレジットカード情報の漏えいは確認されておりません」 |
| 金融機関の口座 | 「金融機関の口座に関する情報(一部)」が漏えいした個人情報の内容に含まれる |
| 二次被害 | 「現時点で、本件に起因する不正利用などの二次被害は確認されておりません」 |
| ロードサービスの利用 | 「当該システムの停止中も、代替の運用によりロードサービス等の業務を継続しております」 |
| 補償 | 公式発表に記載なし |
| 本件の問い合わせ窓口 | 株式会社プレステージ・インターナショナル グループ経営統括本部 グループ経営統括部 広報・IR部 電話 03-5213-0826(平日 10:00~18:00)/電子メール inquiry@prestigein.com |
お知らせの原文は、プレステージ・インターナショナル「当社グループの業務システムへの不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお知らせとお詫び」(2026年11月2日・PDF)で読めます。同じ内容は東京証券取引所の適時開示(TDnet)のPDFにも掲載されています。グループ会社のプレステージ・コアソリューションのお知らせ一覧にも、2026年11月2日付で同じお知らせが載っています。
自分の保険会社などのロードサービスが対象か知りたいとき
今回の情報は、プレステージ・コアソリューションが「お取引先企業」から受託しているロードサービス等の受付・手配業務のものです。つまり、利用者がロードサービスを申し込んだ相手(契約している会社)と、実際に受付・手配をしていた会社が異なる場合があります。ただし、どのお取引先企業の業務が対象かは、プレステージ・インターナショナルのお知らせにもプレステージ・コアソリューションのお知らせ一覧にも書かれていません。お知らせの中で社名ではなく「保険会社等の関係先」という言葉が出てくるのは、不審な連絡への注意を呼びかける部分だけです。
2026年11月3日の時点で、取引先企業の側が本件について出した公式のお知らせも確認できていません。報道などで挙がっている社名は、公式に確認できないためこの記事では載せていません。自分が対象か知りたい場合は、次の順で確かめる方法があります。
- ロードサービスを使ったときの契約先(自動車保険の保険会社など、ロードサービスを申し込んだ会社)の公式サイトで、お知らせが出ていないか確かめる
- 契約先からの連絡を待つ。プレステージ・インターナショナルは、対象となるお客様への案内を「お取引先企業と協議のうえ」行うとしている
- 気になる場合は、保険証券や会員証など手元の書類、または契約先の公式サイトに載っている窓口に、自分から問い合わせる
届いたメールやSMSに書かれた番号やURLから問い合わせるのは避け、公式サイトや手元の書類で窓口を確かめると、なりすましの連絡と見分けやすくなります。
何が漏えいした?公表された項目と件数
お知らせの「漏えいした個人情報」には、次の内容が書かれています。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 対象システム | PCSがお取引先企業から受託しているロードサービス等の受付・手配業務に使用する業務システム |
| 件数 | 最大約550万件(重複を含む最大値。重複を除いた人数は精査中) |
| 内容 | お取引先企業から受託しているロードサービスを利用したお客様の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、車両に関する情報(登録番号、車台番号等)、事故・故障の受付に関する情報、金融機関の口座に関する情報(一部) |
| 確認されていないもの | クレジットカード情報の漏えい(「現時点で」確認されていない) |
| 精査中のもの | 「当社の協力会社様に関する情報の一部も含まれる可能性があり、精査を進めております」 |
「金融機関の口座に関する情報(一部)」について、口座番号や名義などどの情報が含まれるのか、「一部」が一部のお客様を指すのか一部の項目を指すのかは、公式発表に書かれていません。「最大約550万件」は重複を含む件数で、何人分にあたるかは精査中とされています。協力会社(ロードサービスの現場で作業する事業者など、具体的な範囲は記載なし)の情報については「可能性」としての公表です。
漏えいした項目ごとに気をつけたいこと
プレステージ・インターナショナルはお知らせで、次のように呼びかけています。
当社および当社グループ会社、保険会社等の関係先をかたる不審な電話、メール、SMS等にご注意ください。身に覚えのない連絡や不審なURLにはアクセスなさらないようお願いいたします。当社および当社グループ会社が本件に関連して、電話やメールでパスワードや口座の暗証番号等をお尋ねすることはありません。
プレステージ・インターナショナル「当社グループの業務システムへの不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお知らせとお詫び」(2026年11月2日)
ここからは項目ごとに、一般的に気をつけたいことと、satimo.orgの関連記事をまとめます。公式の案内ではない内容は「一般的には」と書き分けています。
電話番号・氏名・住所:保険会社などを名乗る電話・SMSに注意
電話番号と氏名、住所が漏えいした場合、一般的には、保険会社やロードサービス、その委託先を名乗る電話やSMSで、個人情報や認証コード、支払いを求める連絡に注意が必要です。お知らせも「保険会社等の関係先をかたる」連絡への注意を呼びかけています。名前や住所を知っているような話し方をされても、それだけで本物の連絡とは限りません。確かめたいときは、いったん切ってから、契約先の公式サイトや手元の書類に載っている窓口に自分から連絡する方法があります。知らない番号からの着信は、出る前に番号を調べたり、着信拒否を設定したりできます。
- 知らない番号の調べ方:迷惑電話番号の検索・調べ方(総務省の公開情報で確認する手順)
- 番号の桁数で国内・海外を見分ける:電話番号の桁数一覧(10桁・11桁・12桁・13桁はどこから?)
- 海外からの着信を止めたい:国際電話の着信拒否はできる?(国際電話不取扱受付センターの申し込み手順)
- うっかり出てしまった・折り返してしまった:国際電話に出てしまったら?折り返し・留守電・料金の対処法
車両情報・事故や故障の受付情報:事故の話を持ち出す連絡に注意
漏えいした項目には、車両の登録番号や車台番号などの車両に関する情報と、事故・故障の受付に関する情報が含まれます。一般的には、過去の事故や故障、車の情報を知っていることを理由に信用させようとする電話やメール、郵便物で、追加の支払いや口座情報、個人情報を求められた場合は、その場で応じず、契約先の公式の窓口に自分から問い合わせて確かめる方法があります。過去にロードサービスを使った時期や内容は、手元の記録と照らし合わせると、話の食い違いに気づきやすくなります。
金融機関の口座に関する情報(一部):暗証番号は聞かれない
プレステージ・インターナショナルは、同社とグループ会社が本件に関連して、電話やメールでパスワードや口座の暗証番号等を尋ねることはないとしています。一般的には、口座の情報を知っていることを理由に、返金や補償の手続きと称して暗証番号やインターネットバンキングのログイン情報、ワンタイムパスワードを聞き出そうとする連絡に注意が必要です。口座の入出金明細を確認し、身に覚えのない取引があれば、口座のある金融機関の公式窓口に相談する方法があります。
メールアドレス:お詫びや確認を装ったメールに注意
メールアドレスが漏えいした場合、一般的には、お詫びや登録情報の確認、返金手続きを装ったフィッシングメールに注意が必要です。お知らせは、身に覚えのない連絡や不審なURLにはアクセスしないよう求めています。今回の項目にパスワードは挙げられていませんが、パスワードの使い回しの考え方はパスワード流出の真相と今すぐできる安全対策で解説しています。
今やること(公式の案内と一般的な対策)
公式が案内していること
- プレステージ・インターナショナルとグループ会社、保険会社等の関係先をかたる不審な電話・メール・SMS等に注意する
- 身に覚えのない連絡や不審なURLにはアクセスしない
- 電話やメールでパスワードや口座の暗証番号等を聞かれても答えない(同社とグループ会社は本件に関連してそれらを尋ねることはないとしている)
- 本件の問い合わせは、プレステージ・インターナショナル 広報・IR部(03-5213-0826・平日10:00~18:00、inquiry@prestigein.com)
一般的な対策(公式の案内ではないもの)
次の内容は今回の公式発表に書かれている案内ではなく、電話番号・口座の情報などの漏えいが公表されたときに一般的に行われている対策です。
- ロードサービスを使ったことがある場合は、契約先(保険会社など)の公式サイトのお知らせを確認し、契約先からの案内を待つ
- 口座の入出金明細を確認する。身に覚えのない取引があれば、口座のある金融機関に公式サイトの窓口から連絡する
- メールやSMSのリンクから手続きをしない。警察庁は「電子メールやSMS内のリンクを安易にクリックせず、あらかじめ公式サイトを「お気に入り」や「ブックマーク」に登録しておいたり、公式アプリを活用するなどして正しいサイトに接続するようにしてください」としています(警察庁「フィッシング対策」)
- 心当たりのない番号からの電話には出ない・折り返さない。SMSに書かれた番号に電話をかけない
- 不審な電話・SMSで困ったときは、警察相談専用電話「#9110」(政府広報オンライン)、お金のトラブルや契約の相談は消費者ホットライン「188」(消費者庁)が使えます
- 個人情報の取り扱いについて相談したい場合は、個人情報保護委員会「個人情報保護法相談ダイヤル」(03-6457-9849・9:30~17:30、土日祝日及び年末年始を除く)も使えます
補償・お詫びはある?
お知らせには、お客様、お取引先様、株主・投資家をはじめ関係者へのお詫びの言葉が書かれています。金銭的な補償などの対応については、公式発表時点で記載なしです(2026年11月3日確認)。お知らせは「現時点で、本件に起因する不正利用などの二次被害は確認されておりません」としています。対象となるお客様への案内は、お取引先企業と協議のうえ適切に対応するとしています。
経緯・原因と公表の履歴
お知らせによると、原因は「当社グループの業務システムが第三者による不正アクセスを受け」たことです。不正アクセスの原因と影響範囲は、外部の専門機関と連携して調査中とされています。侵入の経路や手段は書かれていません。
| 日付 | 公表・出来事 |
|---|---|
| 2026年10月29日 | グループの業務システムで不正アクセスを検知。不正に利用された認証情報の無効化等の措置 |
| (その後) | 不正アクセスの継続を確認 |
| 2026年10月30日 | 当該システムを停止(停止中も代替の運用でロードサービス等の業務を継続) |
| (日付の記載なし) | 外部の専門機関と連携して原因・影響範囲を調査中。個人情報保護委員会への報告と警察への相談を進めている |
| 2026年11月2日 | 「当社グループの業務システムへの不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお知らせとお詫び」を公表(同社サイト・適時開示) |
再発防止策としては、システムの改修と監視体制の強化を挙げています。業績への影響は精査中で、2026年10月29日に公表した2027年3月期の連結業績予想の修正が必要と判断した場合や、公表すべき新たな事実が判明した場合は速やかに知らせるとしています。2026年11月3日に確認した時点で、続報は出ていません。重複を除いた人数や協力会社の情報の範囲は精査中のため、続報で内容が変わる可能性があります。
ほかの事案(同じ時期に公表された情報漏えい)
同じ時期に公表された事案はクラブツーリズムの情報漏えい(約432万件)やDCMマイボの情報漏えい(75万人の項目)でも、公式発表をもとに整理しています。そのほかの事案は2026年 国内の情報漏えい・サイバー攻撃 一覧(毎日更新)で確認できます。
よくある質問
自分が使った保険会社などのロードサービスが対象か、確認する方法はありますか?
A. 公式発表には、対象となるお取引先企業の社名や、自分が対象かどうかを調べるページの案内はありません(2026年11月3日確認)。プレステージ・インターナショナルは、対象となるお客様への案内をお取引先企業と協議のうえ適切に対応するとしています。ロードサービスを使ったときの契約先(保険会社など)の公式サイトのお知らせを確認するか、手元の書類や公式サイトに載っている契約先の窓口に問い合わせる方法があります。
漏えいしたのはどの情報ですか?
A. お取引先企業から受託しているロードサービスを利用したお客様の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、車両に関する情報(登録番号、車台番号等)、事故・故障の受付に関する情報、金融機関の口座に関する情報(一部)です。件数は最大約550万件で、重複を含む最大値とされ、重複を除いた人数は精査中です。
クレジットカード情報や口座の情報も漏えいしましたか?
A. お知らせは、現時点でクレジットカード情報の漏えいは確認されていないとしています。一方、金融機関の口座に関する情報(一部)は漏えいした個人情報の内容に含まれています。どの口座情報が含まれるかの詳細は公式発表に書かれていません。同社とグループ会社は、本件に関連して電話やメールで口座の暗証番号等を尋ねることはないとしています。
ロードサービスは今も使えますか?
A. お知らせは、当該システムの停止中も代替の運用によりロードサービス等の業務を継続しているとしています。利用の方法や連絡先は、ふだん使っている契約先(保険会社など)の案内を確認してください。
保険会社などを名乗る電話やSMSが来たらどうすればいいですか?
A. お知らせは、同社とグループ会社、保険会社等の関係先をかたる不審な電話・メール・SMS等に注意し、身に覚えのない連絡や不審なURLにはアクセスしないよう求めています。同社とグループ会社が本件に関連して、電話やメールでパスワードや口座の暗証番号等を尋ねることはないとしています。確かめたいときは、届いた連絡の番号やURLではなく、契約先の公式サイトや手元の書類に載っている窓口に自分から連絡する方法があります。
まとめ
- プレステージ・インターナショナルは2026年11月2日、グループの業務システムへの不正アクセスにより、グループ会社プレステージ・コアソリューションがお取引先企業から受託している業務のお客様の個人情報が外部に持ち出されたことを確認したと公表
- 対象はロードサービス等の受付・手配業務のシステムで、最大約550万件(重複を含む最大値・人数は精査中)。氏名・住所・電話番号・メールアドレス・車両に関する情報・事故・故障の受付に関する情報・金融機関の口座に関する情報(一部)。クレジットカード情報の漏えいは現時点で確認されていない
- 対象のお取引先企業の社名は公表されていない。案内はお取引先企業と協議のうえ行うとしているため、ロードサービスの契約先(保険会社など)のお知らせと連絡を確認する
- 保険会社等の関係先をかたる不審な電話・メール・SMSに注意し、不審なURLにアクセスしない。パスワードや口座の暗証番号は聞かれない。補償の記載はなし
この記事は、2026年11月2日のプレステージ・インターナショナルの公式発表までの情報(2026年11月3日確認)で書いています。続報やお取引先企業からの案内が出た場合は、公式のお知らせを優先してください。
📋 2026年 国内の情報漏えい・サイバー攻撃 一覧(毎日更新)
公式発表のあった事案を408件掲載。自分が対象かどうかは、各事案の「自分は対象?」の記事で確認できます。
直近の公表:
出典
- 株式会社プレステージ・インターナショナル「当社グループの業務システムへの不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお知らせとお詫び」(PDF)(2026年11月2日・2026年11月3日確認)
- 同 適時開示(TDnet・PDF)(2026年11月2日・2026年11月3日確認)
- 株式会社プレステージ・コアソリューション お知らせ一覧(2026年11月3日確認)
- 警察庁「フィッシング対策」/政府広報オンライン「警察に対する相談は警察相談専用電話「#9110」番へ」/消費者庁「消費者ホットライン」/個人情報保護委員会「個人情報保護法相談ダイヤル」

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