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0570から始まる電話番号は何?ナビダイヤルの料金・かけ放題対象外の理由と2026年10月の値上げ

ナビダイヤルの料金|かけ放題対象外と2026年10月の値上げ

スマートフォンの画面に 0570 から始まる番号が出てきて、「これはどこの番号だろう?」「かけても大丈夫?」と手が止まった方も多いと思います。市外局番のようでいて、どの地域にも当てはまらない不思議な並びです。

結論から書くと、0570から始まる番号は「ナビダイヤル」と呼ばれる全国共通の窓口番号です。詐欺専用の番号ではなく、役所・保険会社・鉄道会社・通信販売など、実在する企業や公的機関がカスタマーセンターに使っています。ただし通話料は、かけた側(あなた)が負担します。しかも、ほとんどの「かけ放題プラン」の対象外です。

さらに2026年10月1日から、携帯電話から0570にかけたときの通話料が値上げされます。NTTドコモビジネス(旧NTTコミュニケーションズ)が2026年2月10日に公表したナビダイヤル通話料の改定についてによると、現行の 11円(税抜10円)/20秒22円(税抜20円)/30秒 に変わります。1分あたりに直すと 約33円 → 約44円。3割強の値上げです。

この記事では、0570の正体・料金・かけ放題対象外になる理由・待たされている間の課金・0570から着信があったときの考え方までを、総務省とNTTドコモビジネス、消費者庁の公式情報にもとづいて整理します。

目次

0570から始まる電話番号とは?「ナビダイヤル」という全国共通番号

0570は、総務省の電気通信番号制度のうえで「付加的役務電話番号」の一種である「統一番号機能」に割り当てられた番号です。総務省が公表している電気通信番号指定状況でも、0120・0800(着信課金機能)や0990(情報料代理徴収機能)とは別の区分として「統一番号機能(0570)」が独立して掲載されています。

総務省の電話番号に関するQ&Aでは、0570を含む「0△△0」型の番号について、こう説明されています。

「0△△0」で始まる番号は、特殊なサービスであることをわかりやすくするために電話会社共通の番号として用いられています(中略)「0△△0」型の番号はこの他にも「0990」(情報料回収代行)、「0180」(呼数集計:「テレドーム」)、「0570」(統一番号:「ナビダイヤル」)があります。

サービス名としての「ナビダイヤル」は、NTTドコモビジネスが提供している法人向けサービスです。同社のナビダイヤル公式ページには「全国共通の『0570』に続く6桁の専用番号を利用して、あらかじめ指定した電話番号におつなぎするサービス」「通話料金は発信者負担」と明記されています。

つまり0570の番号は、次のような性質を持ちます。

  • 全国どこからでも同じ番号でかけられる(拠点が複数ある企業が窓口を1つに見せられる)
  • 実際につながる先は、企業が指定した別の電話番号(0570は転送先を隠す「入口」の番号)
  • 通話料は、かけた人が払う
  • 契約するのは企業や団体(個人が気軽に取得する番号ではない)

「0570=あやしい番号」ではありません。むしろ、企業のサポート窓口や自治体のコールセンターとして正規に使われている番号です。ただし料金の面では、フリーダイヤル(0120・0800)とは正反対だという点を押さえておく必要があります。0120・0800との違いは0800は迷惑電話?0120との違いで詳しく整理しています。

0570の通話料はいくら?固定・携帯・公衆電話の全国一律料金

ナビダイヤルの通話料は、NTTドコモビジネスの料金ページに掲載されています。かつては「距離によって料金が変わる」仕組みでしたが、現在は全国一律です。

かけ方 通話料(全国一律・現行) 1分あたりの目安
一般回線など回線端末から発信
(050IP電話・IP Voice回線を含む)
8.5円(税込9.35円)/180秒 約3.1円
携帯電話から発信
(衛星電話・自動車電話・衛星船舶電話を含む)
10円(税込11円)/20秒 約33円
公衆電話から発信 10円(内税)/40秒 15円

注目してほしいのは固定電話と携帯電話の差です。同じ0570でも、固定電話からなら3分で9.35円なのに対し、携帯電話からだと3分で約99円。10倍以上の開きがあります。

この料金体系は、消費者庁の消費者ホットライン(188)のページにも同じ数字で掲載されています。188もナビダイヤルの仕組みを使っているためです。

【2026年10月1日から】携帯電話からの0570は1分44円に値上げ

ここが本記事でいちばんお伝えしたい点です。NTTドコモビジネスは2026年2月10日、2026年10月1日(木)から携帯電話発信のナビダイヤル通話料を改定すると公表しました。

発信元 現行価格 2026年10月1日からの新価格
携帯電話から発信
(衛星電話・自動車電話・衛星船舶電話含む)
11円(税抜10円)/20秒 22円(税抜20円)/30秒
一般回線・公衆電話から発信 改定対象外(据え置き)

秒数の単位も変わるため、単純な倍増ではありません。1分あたりに換算すると次のようになります。

通話時間(携帯から) 現行 2026年10月1日以降 差額
1分 33円 44円 +11円
5分 165円 220円 +55円
10分 330円 440円 +110円
30分 990円 1,320円 +330円

NTTドコモビジネスは改定の理由を「これまで業務効率化により料金維持に努めてまいりましたが、昨今の物価上昇や人件費高騰を踏まえ、安定したサービス提供とお客さま対応の品質維持・向上を図るため」と説明しています。あわせて専用の問い合わせ窓口(0120-700-115/平日9:30〜17:00/2026年12月25日まで)も設けられています。

混雑する窓口に30分待たされるようなケースでは、これまで990円だった通話料が1,320円になります。「携帯から0570にかけて長く待つ」という行動のコストは、2026年10月から確実に上がると考えておいてください。

なぜ0570は「かけ放題」の対象外なのか

「かけ放題オプションに入っているのに、0570だけ請求される」という疑問はとても多いものです。これは仕様どおりで、NTTドコモビジネスの料金ページに次のように明記されています。

ナビダイヤルにはNTTドコモビジネスの定める通話料が適用されます。なお、各携帯通信事業者が提供している「通話料定額プラン」の対象外となっております。

携帯キャリア側でも同じ案内をしています。NTTドコモのよくあるご質問には「かけ放題オプション/5分通話無料オプションなどの国内通話無料や、無料通信分の対象外となります」と書かれています。

理由はシンプルで、0570の通話料を決めているのが、契約している携帯会社ではなくNTTドコモビジネスだからです。あなたの契約プランの外側にある料金なので、キャリアの定額サービスでは吸収されません。

消費者庁も、188の案内ページで「携帯会社の通話料金定額サービス等でも別途ナビダイヤル通話料金が発生します。相談窓口に直接かけたほうが安くなる場合もあります」と、はっきり書いています。公的機関自身が「直通番号のほうが安いことがある」と案内しているわけです。

なお、同じ「かけ放題の対象外になりやすい番号」としては050番号の扱いも紛らわしいところです。こちらは050から始まる電話番号の料金は?かけ放題は対象外?にまとめています。

待たされている間の通話料はかかる?課金が始まるタイミング

0570でいちばん不安なのが「オペレーターにつながる前の待ち時間も課金されるのか」という点です。NTTドコモビジネスのFAQには、次のように書かれています。

ナビダイヤルから送出したガイダンスの場合は、通話料は発生しません。ナビダイヤル契約者側の装置またはサービスからのガイダンスは通話料がかかります。一般的に、携帯電話から発信した場合、画面上に「通話中」と表示されたタイミングから、通話料が発生いたします。事前料金通知ガイダンス(ナビダイヤルでおつなぎします。●●秒ごとに、およそ●●円でご利用いただけます。なお、通話料金定額プランの対象外となります。)が流れた後から通話料が発生いたします。

整理すると、課金の境目はこうなります。

タイミング 通話料
「ナビダイヤルでおつなぎします。○○秒ごとに、およそ○○円で……」という料金アナウンスが流れている間 かからない
料金アナウンスが終わったあと かかる
企業側の自動音声(「ご用件の番号を押してください」など) かかる
企業側の保留音・順番待ちアナウンス かかる

つまり「ただいま大変混み合っております」と待たされている時間は、しっかり課金されているということです。番号選択のプッシュ操作に迷っている時間も同じです。混雑する窓口に携帯からかけるときは、この点を意識しておくと安心です。

ちなみに、この冒頭の料金アナウンスは「事前料金通知ガイダンス」という無料のオプションで、NTTドコモビジネスは提供の理由を「ナビダイヤルは、一般の番号とは異なる特定番号を利用することから、お客さま(発信者)が通話先がどこにあるのかわかりません。そのため、電話をおつなぎする前にお客さま(発信者)に通話料金の目安をお知らせするもの」と説明しています。アナウンスが流れたら、そこが料金の説明であって無駄話ではないと覚えておいてください。

0570「から」電話がかかってきたときは?

0570は基本的に「こちらからかける」番号ですが、着信履歴に0570が残ることもあります。その仕組みも公式FAQに書かれています。

「特定番号通知機能」をご利用いただきますと、かけた相手の方のナンバーディスプレイにナビダイヤル番号を通知することができます

企業がこの機能を使っていると、企業からあなたにかけた電話の発信者番号として0570が表示されます。窓口番号と発信番号を統一したい企業がよく使う設定です。

ここで注意したいのが、その0570に折り返すと、通話料はあなたの負担になる点です。企業からの連絡なのに、こちらが料金を払う形になります。急ぎでなければ、次の順で考えるのが無難です。

  1. 企業名で検索し、公式サイトに載っている問い合わせ窓口を確認する
  2. 0570以外の一般番号やWebフォーム・チャットがあれば、そちらを使う
  3. 心当たりのない請求や督促を名乗る内容なら、着信番号には折り返さず、公式窓口から確認する

3つめは詐欺対策の基本です。実在の会社名を出されても、番号は着信履歴からではなく、必ず公式サイトから調べ直す。この一手間が効きます。カード会社を名乗る電話の見分け方はライフカードから電話が来る理由と本物の番号一覧でも扱っています。

0570に「つながらない」ときに考えられる理由

0570はかけられる場所や回線に制限があります。つながらないときは、次の3つを疑ってください。

1. 海外からかけている

NTTドコモビジネスのFAQには「海外から国際電話でナビダイヤルへ電話しても、おつなぎすることはできません」とあります。海外赴任中・旅行中に日本のサポート窓口へ連絡したい場合、0570しか公開されていないと詰まってしまいます。渡航前に0570以外の一般番号(03や06などの市外局番から始まる番号)を控えておくのが実用的な対策です。海外から日本にかける手順は+81から始まる電話番号はどこの国?で解説しています。

2. 企業側が「発信地域指定」をしている

ナビダイヤルには、着信を受ける地域を企業側が限定できる「発信地域指定」というオプションがあります。指定外の地域からかけた場合、NTTドコモビジネスの案内では「おかけになった電話は、指定地域外ですのでおつなぎできないようになっています。」という音声が流れます。このアナウンスが聞こえたら、あなたの電話の故障ではなく、企業側の設定です。

3. 一部のIP電話・プリペイド式携帯からかけている

消費者庁は188の案内で「一部のIP電話、プリペイド式携帯電話、電話リレーサービスからは、お住まいの地域の相談窓口に直接おかけください」と注記しています。0570全般でも同じことが起こり得ます。つながらない場合は、別の回線からかけ直すか、直通番号を探してください。

0570と間違えやすい番号の見分け方

数字の並びが似ていて取り違えやすい番号を、総務省の区分にもとづいて並べておきます。

番号 正体 通話料を払うのは
0570 統一番号機能(ナビダイヤル) かけた人
0120 着信課金機能(フリーダイヤル・10桁) 受けた企業
0800 着信課金機能(11桁) 受けた企業
0990 情報料代理徴収機能 かけた人(+情報料)
0180 大量呼受付機能(テレドーム) かけた人
0550 御殿場市などの市外局番(普通の固定電話) かけた人(通常の通話料)
050 特定IP電話番号 かけた人

とくに0550には注意してください。総務省のQ&Aも「『0△△0』型の番号の中には、市外局番(御殿場市(0550)等)に使われているものもあります」と触れており、0570だと思っていた番号が、実は静岡県御殿場エリアの普通の固定電話だったというケースがあり得ます。桁数の数え方は電話番号の桁数一覧|10桁・11桁・12桁・13桁はどこから?にまとめました。

また、先頭が「0570」ではなく「+」や「010」で始まっているなら、それは国際電話です。国内のナビダイヤルとはまったく別物なので、010から始まる電話番号は何?を確認してください。

0570の通話料を抑える5つの方法

1. 公式サイトで0570以外の番号を探す

企業によっては、0570とは別に一般の市外局番から始まる番号を公開しています。「会社名+お問い合わせ」で公式サイトを開き、フッターや「よくある質問」まで見てみてください。消費者庁も188について、代替として国民生活センターのバックアップ相談03-3446-0999(平日10時〜16時)を案内しています。

2. 携帯ではなく固定電話からかける

固定電話なら3分9.35円、携帯なら3分で約99円。手元に固定電話があるなら、料金差は10倍以上です。2026年10月の改定でも固定電話からの料金は据え置きなので、差はさらに広がります。

3. Webフォーム・チャット・アプリを使う

近年は問い合わせをチャットやマイページに寄せている企業が増えています。電話でなければ解決しない用件かどうか、いったん確認してみてください。通話料は0円です。

4. 混雑する時間帯を避ける

待ち時間そのものが課金対象なので、つながるまでの時間を短くすることが、そのまま節約になります。昼休み(12時台)や月曜午前、連休明けは混みやすい時間帯です。

5. 折り返しサービス(コールバック)を使う

窓口によっては、順番が来たら折り返してくれるコールバック予約を用意しています。この場合は企業からの発信になるため、こちらの通話料はかかりません。自動音声の案内をよく聞いてみてください。

0570は詐欺に使われる?危険性の考え方

0570は法人向けのサービスで、契約には企業としての手続きが必要です。そのため、番号を短期間で使い捨てるような手口には向いておらず、0570という表示そのものを「詐欺のサイン」と考える必要はありません

ただし、注意すべき点はあります。詐欺の手口としてよくあるのは、ハガキやSMS、メールに「連絡先」として電話番号を書いておき、こちらからかけさせる形です。消費者庁は架空請求にご注意ください!で、請求手段が「ハガキ、封書、SMS(ショートメッセージサービス)など様々」であり、「実在の事業者名をかたって本物と思わせたりして、消費者の不安をあおるケース」があると注意を促しています。

また、国民生活センターは国民生活センターをかたる電話やメール等にご注意ください!で、公的機関の名前が悪用されている実態を公表しています。

したがって、判断の軸は「番号が0570かどうか」ではなく、次の2点です。

  • その番号を、どこで知ったか(届いた通知に書かれていた番号か、自分で公式サイトを開いて調べた番号か)
  • 用件が金銭の要求かどうか(未納料金・訴訟・アカウント停止などの言葉が出たら、いったん切る)

心当たりのない請求に連絡してしまうと、「この番号は生きている」と相手に伝わり、次の勧誘や請求を呼び込むおそれもあります。消費者庁も、連絡することで個人情報が知られ、さらに金銭を要求される可能性があると注意しています。不安なときは、消費者ホットライン188(相談は無料。通話料は自己負担)や警察相談専用電話 #9110に相談してください。国際電話を装う手口については1833から始まる電話番号はどこ?もあわせてご覧ください。

0570に関するよくある質問

Q1. 0570はどこの都道府県の番号ですか?

特定の地域を示す番号ではありません。0570は全国共通の「統一番号」で、実際につながる先は企業が指定した別の電話番号です。市外局番のように地域を読み取ることはできません。番号の持ち主を調べたい場合は、迷惑電話番号の検索・調べ方の手順を参考にしてください。

Q2. かけ放題プランに入っていれば0570は無料ですか?

無料になりません。NTTドコモビジネスは「各携帯通信事業者が提供している『通話料定額プラン』の対象外」と明記しており、NTTドコモも「かけ放題オプション/5分通話無料オプションなどの国内通話無料や、無料通信分の対象外」と案内しています。

Q3. 待たされている間も料金はかかりますか?

かかります。無料なのは、最初に流れる「ナビダイヤルでおつなぎします……」という料金アナウンスの間だけです。企業側の自動音声や保留音、順番待ちのアナウンスは課金対象です。

Q4. 海外から0570にかけられますか?

かけられません。NTTドコモビジネスは「海外から国際電話でナビダイヤルへ電話しても、おつなぎすることはできません」と案内しています。渡航前に、0570以外の直通番号を控えておくことをおすすめします。

Q5. 0570からの着信を拒否してもいいですか?

拒否は可能ですが、慎重に判断してください。0570は企業のカスタマーセンターからの発信にも使われるため、契約中のサービスからの重要な連絡を取り逃す可能性があります。番号単位の着信拒否設定については「+」から始まる電話番号を拒否したい!iPhone/Android別の設定で扱っている手順が、国内番号にもそのまま使えます。

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まとめ:0570から始まる電話番号の要点

  • 0570=ナビダイヤル。総務省の区分では「統一番号機能」で、地域を示す市外局番ではない
  • 通話料は、かけた人が負担する。フリーダイヤル(0120・0800)とは逆
  • 現行料金は全国一律で固定8.5円(税込9.35円)/180秒、携帯10円(税込11円)/20秒、公衆10円(内税)/40秒
  • 2026年10月1日から、携帯発信は22円(税抜20円)/30秒に改定。1分あたり約33円→約44円
  • かけ放題・5分無料などの定額プランの対象外。料金を決めているのが携帯会社ではないため
  • 待ち時間・企業側の自動音声は課金対象。無料なのは冒頭の料金アナウンスの間だけ
  • 海外からはつながらない。渡航前に直通番号を控えておく
  • 0570からの着信は「特定番号通知機能」によるもの。折り返すと自分が通話料を払う
  • 0570自体は正規のサービス。危険かどうかは「番号をどこで知ったか」と「用件が金銭要求か」で判断する

0570は、正しく理解していれば怖い番号ではありません。ただ、2026年10月1日の改定で携帯からの通話料が上がるのは確実です。よく使う窓口があるなら、いまのうちに公式サイトで0570以外の連絡手段を確認しておくと、そのまま節約になります。

参考にした一次情報

※本記事の料金・制度は2026年9月5日時点で各公式サイトを確認して記載しています。最新の情報は各社の公式ページでご確認ください。

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