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【危険】「+38」から始まる電話番号の正体と高額請求を防ぐための完全対策

突然スマートフォンに表示された「+38」から始まる見知らぬ電話番号に、「一体どこの国から?」「何か緊急の連絡だろうか?」と不安になり、思わず検索されたことでしょう。

その不安は、高額な国際通話料や個人情報を狙う悪質な詐欺に直結している可能性が極めて高いからです。本記事では、この38 / 電話番号正体高額請求の仕組みを誰でも理解できるように徹底解説します。

最後までお読みいただくことで、絶対に被害に遭わないための具体的な完全対策家族を守るための知識を身につけ、不審な着信に怯える日々から解放されます。

目次

知らない国際電話「+38 / 電話番号」の正体と高額請求リスク

→ 結論:「+38」単体は正規の国番号ではなく、安易な折り返しは高額な国際通話料を請求される詐欺の手口です。

ここでは、あなたが最も知りたい「+38」という電話番号が何者なのか、そしてそれに伴う具体的なリスクについて、事実に基づいて詳しく解説いたします。

+38 / 電話番号は「ありえない番号」?国番号の真実

国際電話の先頭につく「+」の後の数字は、その国にかけるための「国番号」を示しています。しかし、この38 / 電話番号は、現在、単独の国番号としては正規に割り当てられていないため、注意が必要です。

歴史的背景:

かつて、国番号「+38」は、ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の全域で使われていた正式な番号でした。しかし、1990年代にユーゴスラビアが解体されたことに伴い、この国番号は各国に分割されて再編されました。

現在の状況:

その結果、「+38」単体は消滅し、現在の38系の国番号は以下のように特定の国に割り当てられています。

  • +381:セルビア
  • +385:クロアチア
  • +387:ボスニア・ヘルツェゴビナ

つまり、あなたが着信履歴で確認した電話番号が、これらの国番号で始まっていない限り、正式な国際電話ではない可能性が極めて高いと判断できるのです。

警戒すべき番号:

特に警戒すべきは「+388」で始まる電話番号です。これはどの国にも割り当てられていない特殊な番号であり、詐欺師が発信元を隠蔽する目的や、国際電話に見せかけるために悪用している事例が多く報告されています。正規の番号ではないからこそ、安易な折り返しは危険だと頭に入れておきましょう。

高額請求に直結!ワン切り詐欺の仕組みと手口

38 / 電話番号が頻繁に使われる最も一般的な詐欺の手口が「ワン切り詐欺」です。その仕組みを知ることで、なぜ折り返してはいけないのかが明確になります。

手口の解説:

ワン切りとは、電話を数秒で切ってしまう行為です。これは、あなたに「不在着信」の履歴だけを残し、「誰からの電話だろう?」「何か急用かな?」という心理的な不安を誘い、あなたからの折り返しを待っているのです。

料金発生のメカニズム:

あなたが折り返し電話をかけると、その電話は海外の特定の高額な電話サービスへ接続されます。このサービスでは、待機音を流したり、自動音声で無意味な会話を長引かせたりすることで、通話時間を無理に引き延ばします。結果として、通話時間に応じて通常よりもはるかに高額な国際通話料金があなたの電話料金に上乗せされて請求されてしまうのです。

具体的な被害例:

読者の皆さんの中には、「電話に出ただけで高額請求されるのではないか」と心配される方もいますが、ほとんどの場合、着信を受けただけでは料金は発生しません。被害が確定するのは、あなたが自ら折り返し電話をかけてしまった瞬間です。折り返しによる被害が圧倒的に多いため、着信履歴に38 / 電話番号があっても、まずは落ち着いて無視しましょう。

偽装電話に共通する3つの特徴と危険度チェックリスト

悪質な38 / 電話番号には、共通するいくつかの特徴があります。着信があった際は、以下のチェックリストでその危険度を確かめてみましょう。

  • 特徴1:留守番電話メッセージがない重要な連絡であれば、留守番電話サービスにメッセージを残すのが一般的です。しかし、詐欺目的の電話番号は、折り返しを促すことだけが目的なので、ほとんどの場合メッセージを残しません。
  • 特徴2:着信時間が極端に短い(ワン切り)電話が鳴ったと思ったらすぐに切れる。これはまさに「折り返し誘導」のサインです。数秒で切れる場合は、高い確率で悪質な電話だと判断できます。
  • 特徴3:検索しても発信元企業名などがヒットしないその38 / 電話番号をインターネットで検索しても、正式な会社名や組織名が出てこず、「詐欺」「迷惑」といった警告ばかりが表示される場合も要注意です。
危険度チェックリスト該当すれば要注意
+388など、国番号不明の電話番号で始まるチェック
着信履歴に数秒の「不在着信」が残っているチェック
検索しても発信元が不明、または詐欺報告が多いチェック

なぜ詐欺師は+38 / 電話番号を好むのか?

世界中には数多くの国番号がある中で、なぜ詐欺師は38 / 電話番号のような、割り当てが複雑な番号を積極的に使用するのでしょうか。この裏側にある理由を理解することで、詐欺師の思惑を見抜くことができます。

理由1:国際電話の体裁を整え、信頼性を高めるため

「+」から始まる国際電話は、「海外からの重要な連絡かもしれない」「国際的な取引かもしれない」といった心理的なプレッシャーをかけやすく、警戒心を一時的に弱める効果があります。

理由2:割り当てがあいまいな番号を使い、追跡を困難にするため

+388のように、特定の国に明確に割り当てられていない電話番号を利用することで、警察や通信キャリアが発信元を追跡したり、着信をフィルタリングしたりするのを難しくしています。技術的なあいまいさを利用した、ずる賢い手口です。

理由3:既存の国番号に似せて、ユーザーの混乱を誘うため

正規の国番号(+381など)と数字が近く、一見すると本物のように見えてしまうため、ユーザーが「どこかの国からの正規の電話かもしれない」と勘違いしやすい状況を作り出します。

「電話に出てしまった」場合の正しい対応と38 / 電話番号の記録

万が一、誤って38 / 電話番号からの着信に出てしまった場合でも、すぐにパニックになる必要はありません。以下の手順で冷静に対応すれば、被害を防ぐことができます。

対処法:

電話に出てしまった場合でも、すぐに静かに電話を切ってください。相手が何を話してきても、「間違い電話です」と一言だけ伝え、速やかに通話を終了しましょう。決して相手の指示に従って操作したり、個人情報を答えたりしてはいけません。会話を続ければ続けるほど、相手はあなたの情報を聞き出そうと試みるからです。

会話の内容:

もし相手が話してきた場合、「あなたの契約が停止します」「未払いの料金があります」といった、不安を煽る具体的なセリフを使ってくることが多いです。このような言葉を聞いても、絶対に鵜呑みにしないようにしてください。

記録の重要性:

被害を未然に防いだとしても、その38 / 電話番号は重要な情報です。警察や通信キャリアに相談する際に役立てるため、以下の情報を必ず記録しておきましょう。

  • 着信のあった正確な日時
  • 着信のあった電話番号(+38から全て)
  • 通話に出た場合、相手が話した内容(できる限り具体的に)

38 / 電話番号による詐欺・迷惑電話から身を守る完全対策

→ 結論:最善の対策は「応答しない・折り返さない」ことを徹底し、スマートフォンや通信キャリアのブロック機能を使って詐欺を未然に防ぐことです。

38 / 電話番号の脅威が理解できたところで、ここでは誰もが簡単に、そして確実に対策できる「完全対策」をご紹介します。この対策で、あなたの電話番号を詐欺師から守りましょう。

知らない国際電話は「無視」が最善の対策である理由

「不安だから」「万が一のことがあるかもしれないから」と電話に出てしまう気持ちは理解できますが、知らない国際電話には応答しないことが、最も簡単で確実な対策です。

鉄則:

まず、知らない電話番号、特に「+」から始まる国際電話には、特別な用事がない限りは応答しないことを鉄則にしてください。

不安解消:

電話に出なければ、高額な国際通話料の請求も、個人情報の漏洩も発生しません。詐欺師は、応答しない相手には諦めて次のターゲットを探すため、あなたが無視することが最も効果的な抵抗になります。

現代の常識:

本当に重要な連絡であれば、現代ではメールやショートメッセージ(SMS)、さらにはSNSなど、電話以外の別の手段で必ず連絡が来ます。電話が通じないからといって、大切な機会を逃すことはまずありませんので、安心して無視してください。

通信キャリア別:38 / 電話番号を拒否・ブロックする設定手順

スマホの設定や、あなたが契約している通信キャリアのサービスを活用すれば、そもそも38 / 電話番号からの着信をシャットアウトできます。

スマートフォン(iPhone/Android):

  • iPhone: 「設定」>「電話」>「着信拒否設定と着信ID」から、特定の電話番号を直接ブロックできます。
  • Android: 着信履歴から該当の電話番号を長押しし、「ブロック」または「迷惑電話番号として報告」を選択します。

ドコモ・au・ソフトバンクなど:

各通信キャリアは、迷惑電話対策サービスを提供しています。多くの場合、オプションサービスとして提供されていますが、38 / 電話番号のような国際的な迷惑電話をネットワーク側で自動的に検知・遮断してくれるため、非常に有効です。ご自身の契約内容を確認し、これらのサービスの利用を検討してみましょう。

固定電話:

固定電話機自体に着信拒否機能があるか、またはナンバーディスプレイ契約者向けの迷惑電話番号拒否サービスを利用することで、同様の対策が可能です。

頼れる!迷惑電話対策アプリによる38 / 電話番号の自動排除

38 / 電話番号のように次々と変わる新しい詐欺番号に対応するためには、迷惑電話対策アプリの利用が非常に有効です。これは、人々の知恵を集めた最新の対策と言えます。

アプリの仕組み:

これらのアプリは、世界中のユーザーが報告した「この電話番号は詐欺だ」「この番号は迷惑電話だ」という情報を集め、巨大なデータベースを構築しています。そして、着信があった瞬間にそのデータベースと照合し、38 / 電話番号が悪質だと判明した場合、自動で警告表示を出したり、着信自体を拒否したりしてくれます。

おすすめアプリ紹介:

ユーザーレビューが高く、信頼できるアプリ(例:Whoscallなど)は、次々と変わる詐欺の手口にも迅速に対応しています。インストールと設定は難しくありませんので、中学生の皆さんでも簡単にご利用いただけます。

最新の技術:

最近のアプリは、AI(人工知能)を活用し、電話番号のパターンや着信履歴の異常を分析することで、まだ報告されていない新しい不審な着信も予測してブロックできるよう進化しています。古い番号だけでなく、新しい詐欺にも対応できるのが、アプリの大きな強みです。

38 / 電話番号からの詐欺被害に関する相談窓口一覧

万が一、38 / 電話番号への折り返しや、電話口での情報提供をしてしまった場合は、迅速な対応が必要です。状況に応じた相談先を知っておきましょう。

相談窓口相談内容電話番号など
消費者ホットライン詐欺や悪質商法に関する相談、どこに相談すればいいか分からない場合局番なし「188」
警察(生活安全部門)犯罪の可能性が高い場合、金銭的な被害に遭った場合最寄りの警察署、または「#9110」(警察相談専用電話)
通信キャリア高額な国際通話料が請求された場合の調査・相談各キャリアのサポート窓口(ホームページ等で確認)
NTTドコモ
ソフトバンク
au

家族や高齢者への38 / 電話番号詐欺の注意喚起と伝え方

詐欺被害は、ご自身だけでなく、情報に疎い家族や高齢者がターゲットになるケースも少なくありません。家族で情報を共有し、備えることが大切です。

高齢者への伝え方:

複雑な国番号の仕組みを説明するよりも、「電話の前に『プラス(+)』がついている電話には絶対に出ないでね」と、シンプルでわかりやすい合言葉で伝えることが最も効果的です。

設定の確認:

スマホの設定や迷惑電話対策アプリの導入は、家族が高齢者の電話番号を守るために積極的に支援してあげましょう。可能であれば、遠隔で設定を確認できる状態にしておくと安心です。

合言葉:

家族内で不審な電話番号の話題が出たときに「折り返さない」という共通認識を持っておくことも、心理的な対策となります。普段から「変な電話が来たらすぐに相談してね」と声をかけましょう。

まとめ:38 / 電話番号への対処は「無視とブロック」が全て

この記事で解説した通り、見慣れない「+38」から始まる電話番号は、高額請求を狙った詐欺の危険性が極めて高い電話番号です。

被害を防ぐための最も大切な行動は、「電話に出ない・折り返さない」こと、そして「すぐにブロック設定をする」ことです。

この完全対策を活用し、あなたの大切な財産と情報を守ってください。

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