最終更新日:2026年7月23日
Claude Code の Windows へのインストール方法を、考えられる全パターンで解説します。PowerShell・コマンドプロンプト(CMD)・WinGet・WSL2、それぞれの手順に加えて、「どの方法を選ぶべきか」の判断基準、インストール後の動作確認、アップデートの仕組み、アンインストール方法まで、この1記事で完結するように書きました。
「とにかく最短で動かしたい」という方は、基本の流れをまとめたガイドを先にどうぞ。この記事は、そこから一歩踏み込んだ「インストール周りで迷わないための決定版」です。
事前に確認しておくこと
動作環境
- OS: Windows 10(バージョン1809以降)/ Windows 11 / Windows Server 2019 以降
- ハードウェア: メモリ 4GB 以上、x64 または ARM64 CPU
- ネットワーク: インターネット接続が必須
- シェル: PowerShell、CMD、Bash(Git for Windows / WSL)のいずれでも可
アカウント
Claude Code の利用には Pro / Max / Team / Enterprise のいずれかのサブスクリプション、または Claude Console アカウント(API のプリペイドクレジット)が必要です。無料プランでは Claude Code は使えない点に注意してください。プラン選びに迷ったら別記事で比較しています。(料金プラン比較)
どのインストール方法を選ぶべきか
Windows で Claude Code を導入する方法は大きく4つあります。結論から言うと、ほとんどの人はネイティブインストーラー(方法A)で問題ありません。
| 方法 | 自動更新 | 向いている人 |
|---|---|---|
| A. ネイティブインストーラー(推奨) | ○ 自動 | ほぼ全員。迷ったらこれ |
| B. WinGet | △ 手動(自動化オプションあり) | winget でソフトを一元管理している人 |
| C. WSL2 | ○ 自動 | Linux ツールチェーンで開発している人 |
| D. npm | △ 手動 | 既存の npm ワークフローに組み込みたい人(非推奨寄り) |
ネイティブ Windows と WSL2 のどちらで動かすかは、プロジェクトファイルがどちらにあるかで決めるのが基本です。Windows 側のフォルダで作業するならネイティブ、WSL 内の Linux 環境で開発しているなら WSL 版を選びます。また、コマンド実行を隔離環境で行うサンドボックス機能は WSL2 でのみ利用でき、ネイティブ Windows では非対応です。セキュリティを重視するチーム利用なら WSL2 も検討する価値があります。
なお、かつて標準だった npm インストールは、現在は公式がネイティブインストーラーを推奨しています。npm 経由でも実体は同じネイティブバイナリがインストールされるため、あえて npm を選ぶメリットはほぼありません。
方法A:ネイティブインストーラー(推奨)
Node.js 不要・自動更新ありの公式推奨ルートです。管理者権限も不要で、通常のユーザー権限のまま実行できます。
PowerShell の場合
PowerShell を開き(スタートメニューで「PowerShell」を検索)、次の1行を実行します。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
コマンドプロンプト(CMD)の場合
curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd
【重要】自分がどちらのシェルにいるか確認する
Windows のインストールでもっとも多い失敗が、PowerShell と CMD の取り違えです。コマンドが違うだけで、出るエラーも決まっています。
| 出たエラー | 状況 | 対処 |
|---|---|---|
The token '&&' is not a valid statement separator | PowerShell で CMD 用コマンドを実行した | PowerShell 用のコマンドを使う |
'irm' is not recognized as an internal or external command | CMD で PowerShell 用コマンドを実行した | CMD 用のコマンドを使う |
見分け方はシンプルで、プロンプトの先頭が PS C:\ なら PowerShell、C:\ だけなら CMD です。
Git for Windows について
ネイティブ Windows では Git for Windows の導入を推奨します(必須ではありません)。
- Git for Windows あり: Claude Code は Git Bash 経由で Bash ツールを使えるようになり、実行できるコマンドの幅が広がります
- Git for Windows なし: 代わりに PowerShell がシェルツールとして使われます
インストール後に Claude Code が Git Bash を見つけられない場合は、設定ファイル(settings.json)にパスを明示できます。
{
"env": {
"CLAUDE_CODE_GIT_BASH_PATH": "C:\\Program Files\\Git\\bin\\bash.exe"
}
}
方法B:WinGet でインストール
Windows 標準のパッケージマネージャー WinGet でも導入できます。
winget install Anthropic.ClaudeCode
注意点:WinGet 版は自動更新されません。 更新は手動です。
winget upgrade Anthropic.ClaudeCode
手動更新が面倒な場合は、環境変数 CLAUDE_CODE_PACKAGE_MANAGER_AUTO_UPDATE を 1 に設定すると、新バージョン検出時に Claude Code がバックグラウンドで upgrade コマンドを代行してくれます。ただし、Claude Code の実行中は Windows が実行ファイルをロックするため更新に失敗することがあります。その場合はいったん終了してから手動でコマンドを実行してください。
方法C:WSL2 でインストール
WSL2(Ubuntu など)の中で使う場合は、Linux 用のインストーラーを使います。WSL のターミナル内で次を実行してください。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
ポイントは、インストールも起動もすべて WSL の中で完結させることです。PowerShell や CMD から claude を叩くのではなく、Ubuntu のターミナルを開いてそこで実行します。WSL 環境では Git for Windows は不要です。
WSL 特有のセットアップ(WSL2 の有効化、ファイル配置による速度差、VS Code との連携など)は、専用記事で詳しく解説しています。WSL2 で Claude Code を使う方法
方法D:npm でインストール(参考)
既存の npm ワークフローに組み込みたい場合のみ、npm でもインストールできます。Node.js 22 以降が必要です。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
sudo を付けての実行は権限トラブルの原因になるため避けてください(WSL 内で使う場合の注意点です)。更新は npm install -g @anthropic-ai/claude-code@latest を使います。npm update -g は最新版に上がらないことがあるので使わないのが無難です。
繰り返しになりますが、特別な理由がなければ方法Aを選んでください。
インストールの確認
どの方法でも、終わったらまず動作確認をしましょう。
claude --version
2.1.211 (Claude Code) のようにバージョン番号が表示されれば成功です。command not found などのエラーが出る場合は、ターミナルをいったん閉じて開き直してから再実行してみてください(インストール直後は PATH が反映されていないことがあります)。
より詳しく調べたいときは、診断コマンドが便利です。
claude doctor
セッションを開始せずに、インストール状態・設定ファイルのエラー・直近の更新結果などをまとめてチェックしてくれます。何かおかしいと思ったら、まず claude doctor。これはインストール後もずっと使える鉄板の切り分け手段です。
確認が済んだら、claude コマンドで初回ログインに進みます。ログイン以降の流れは基本ガイドを参照してください。
アップデートの仕組みを理解しておく
Claude Code は更新頻度がかなり高いツールです。インストール方法ごとの更新の挙動を知っておくと、後で「バージョンが古くて機能が使えない」と悩まずに済みます。
自動更新(ネイティブ版)
ネイティブインストーラー版は、起動時と実行中に定期的に更新をチェックし、バックグラウンドでダウンロード・インストールします。適用されるのは次回起動時です。今すぐ更新したい場合は手動で実行できます。
claude update
リリースチャンネルの選択
更新の受け取り方は2種類から選べます。
- latest(デフォルト): 新機能をリリースと同時に受け取る
- stable: 1週間ほど遅れて、大きな不具合のあったリリースをスキップした安定版を受け取る
「新機能で挙動が変わって業務が止まると困る」という方は stable がおすすめです。セッション内で /config を開いて Auto-update channel から変更するか、settings.json に次のように書きます。
{
"autoUpdatesChannel": "stable"
}
自動更新を止めたい場合
更新のタイミングを自分でコントロールしたい場合は、settings.json でバックグラウンドの自動更新を無効化できます。
{
"env": {
"DISABLE_AUTOUPDATER": "1"
}
}
この設定で止まるのはバックグラウンドの更新チェックだけで、claude update による手動更新は引き続き使えます。「好きなタイミングで自分で更新したい」という使い方に向いています。なお、社内配布などで手動更新も含めて完全にブロックしたい場合は、DISABLE_UPDATES という別の環境変数が用意されています。
アンインストール方法
環境を作り直したいときのために、削除手順も載せておきます。
ネイティブ版(PowerShell)
Remove-Item -Path "$env:USERPROFILE\.local\bin\claude.exe" -Force
Remove-Item -Path "$env:USERPROFILE\.local\share\claude" -Recurse -Force
WinGet 版
winget uninstall Anthropic.ClaudeCode
npm 版
npm uninstall -g @anthropic-ai/claude-code
設定ファイルも完全に消したい場合
設定・許可済みツール・MCP 設定・セッション履歴もすべて削除する場合は、次を実行します。元に戻せないので注意してください。
Remove-Item -Path "$env:USERPROFILE\.claude" -Recurse -Force
Remove-Item -Path "$env:USERPROFILE\.claude.json" -Force
なお、VS Code 拡張・JetBrains プラグイン・デスクトップアプリも同じ設定フォルダを使うため、これらが残っていると次回起動時にフォルダが再作成されます。完全に消したい場合は先にそれらもアンインストールしてください。
アンインストールしたはずなのに claude がまだ動く場合は、別の方法でインストールした版が残っている可能性があります。claude doctor で確認できます。
インストールできないときは
この記事で触れたシェル取り違え以外にも、403 エラー、curl の構文エラー、企業ネットワークのプロキシ起因の失敗など、環境によってさまざまなエラーが起こりえます。エラーメッセージ別の対処法は専用記事にまとめています。(→ 内部リンク:Windows でよくあるエラーと対処法)
即席の対処としては、エラーメッセージをそのまま Claude(claude.ai のチャット)に貼り付けて聞くのも有効です。
まとめ
- 迷ったら PowerShell でネイティブインストーラー(自動更新・Node.js 不要)
- インストール前に PS C:\ か C:\ かを必ず確認
- ネイティブ Windows なら Git for Windows を入れておくと作業の幅が広がる
- 困ったら claude doctor
- 安定運用したいなら リリースチャンネルを stable に
インストールが完了したら、次は初回ログインと最初のタスク実行です。Claude Code の始め方【Windows完全ガイド】に戻って続きを進めてください。
参考: Claude Code 公式ドキュメント:Advanced setup
本記事の手順は2026年7月時点の公式ドキュメントに基づいています。Claude Code は更新頻度の高いプロダクトのため、最新情報は公式ドキュメントもあわせてご確認ください。
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